フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ
想像を絶する独特な世界へと観るものをいざなう『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』。
稀代のSF作家フィリップ・K・ディックの短編作品に基づく1話完結の各エピソードは、人気ドラマ『ブレイキング・バット』で一躍有名になったブライアン・クランストンやアンナ・パキン、スティーヴ・ブシェミなど豪華キャストが交代で出演。人間であることの証しを巡り、社会が抱える数々の意義深い疑問を問いかける。
ハンナ ~殺人兵器になった少女~
3月29日よりPrime Videoで独占配信が開始されたドラマ『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』。
このドラマは、女優シアーシャ・ローナン主演を務めたのサスペンス・アクション映画『ハンナ』のドラマシリーズ化されたものだ。
特殊な力を持つハンナは人間兵器を開発するウトラックス計画のもと、CIAの施設で生まれるがかつてCIAエージェントのマリッサの手下、エリックによって盗み出され、ポーランドの森の中で戦闘を教え込まれるところから始まる。マリッサはハンナの居場所をつきとめるも、ハンナはうまく逃走する。
執拗なまでのCIAエージェントの追跡を回避しながら、自分の生い立ちに隠された真実を暴こうと旅に出るアクションスリラー作だ。
The Tick/ティック ~運命のスーパーヒーロー~
アメコミを基に、1994年にTVアニメ化されてから長年アメリカで親しまれてきたリブート版『The Tick/ティック ~運命のスーパーヒーロー~』。物語はとある街に住む、ごく平凡だが内気で気弱な会計士アーサーが主人公だ。
ある日アーサーは死亡したとされる大悪党テラーが実はまだ生きていて、街を支配していると考えていた。しかしそれとは裏腹に周囲の人々はアーサーの精神状態を疑い、誰にも話を信じてもらえずにいた。
そして彼は悪党の陰謀を暴くべく、突然現れた奇妙な青いスーパーヒーロー「ティック」とタッグを組むことになるのだった。
シーズン1は全12話構成で1話あたり約30分と、一般的なドラマよりも観やすくなっている。また作品中には残虐なシーンなどがなく、コメディタッチで家族で楽しむことも可能だ。
海外オリジナル映画
人生の動かし方
2011年に公開された仏映画『最強のふたり』。その米版リメイク映画が作られコメディ俳優のケヴィン・ハートが主役で出演している。
ハート演じる主人公デルは失業中に首から下が麻痺している大富豪フィリップの介護人の面接を受け、元囚人の身でもあるのになぜか採用される。住む世界が違うデルとフィリップだったが、この出会いが2人の人生を変えていく。
ケヴィン・ハートは今年1月の特別試写会の場で「見た目や先入観で物事を決めるんじゃなくて、一人一人の人間を理解してほしい。」とコメント。同作には女優のニコール・キッドマンも出演しており、フィリップの気難しい助手イヴォンヌ役を演じている。
Guava Island
俳優のドナルド・グローヴァーと歌手のリアーナが共演している映画「Guava Island」。
グローヴァー演じるグアバ島のミュージシャン・デニが、休みなく働く島民たちのために音楽フェスティバルを開催を計画する。しかし島を牛耳るレッドに中止をしろと脅される。
レッドにギターを壊されるも、自らラジオで島民らにフェスティバル開催を告げ、デミの身に危険が迫る。無事にフェスティバルは開催なるのか、物語はスリル溢れる展開になっていく。
劇中にはドナルド・グローバーこと、歌手としても活躍するチャイルディッシュ・ガンビーノの曲が作品中に挿入されている。映画を観終わった後も彼の音楽や、キューバで撮影された美しいシーンが頭の中を巡ること間違いなしの映画だ。
日本オリジナルコンテンツ
HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル
(C)2019 YD Creation
松本人志プレゼンツ、密室笑わせ合いサバイバルの「ドキュメンタル」。
10人の芸人たちが自腹の参加費100万円を握りしめ、芸人のプライドと優勝賞金1000万円をかけて笑わせ合う。ルールは単純で、最後まで笑わなかった者が勝ちというもの。
毎回手段を選ばず、芸人たちがお互いに仕掛ける「笑い」は爆笑必須だ。
(C)2019 YD Creation
これまでにシーズン1〜6が配信されているが、シーズン7は4月27日より、全5話がシリーズ史上初の一挙配信される。
東京女子図鑑
(C)ワタナベエンターテインメント
水川あさみが主演の本作。秋田から東京に23歳で上京してから40歳になるまで、さまざまな価値観や事象に翻弄されながらも強く生きる女性を描いたドラマ「東京女子図鑑」。
ドラマには女性ならではの葛藤や、”あるある”が作品中に忠実に表現されている。その時々に暮らす街を背景に恋に仕事に、悩みつつも成長していく主人公には自分と重なる人も多いはずだ。
(C)ワタナベエンターテインメント
ここまで配信中のオリジナル作を紹介したが、これからPrime Videoが目指すコンテンツはどういうものなのか。
Prime Video広報担当者に聞くと、「オリジナルコンテンツはサービスのブランドの中核を担うので、海外・国内両方とも、これからも質の高いオリジナルコンテンツを配信していきたい」とコメントした。
日本オリジナル作品の『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』はメキシコ版が制作されており、エンターテイメント性が高いコンテンツは国内にとどまらず世界に広めるため、グローバルブランドならではの展開を今後も注力していくとのことだ。