オアフ、楽園の旅へ | Forbes HAWAII

オアフ島の北側、ノースショアの「ハレイワ・アリイ・ビーチ・パーク」はウミガメが昼寝をしにくることで知られるスポット。

ハワイ州の州都であるホノルル市がある、オアフ島。世界有数のリゾートには高級ホテルやレストラン、ブティック、そして美しい青い海。至福の時間を過ごす場所はよりどりみどり。 さらに、少し目先を変えて賑やかな市街地を離れてみれば、ひときわ奥深いオアフの魅力に出会うことができる。

世界有数のリゾートであるワイキキ。ホテルとビーチで優雅な時間を堪能するのも贅沢ではあるが、市街地を少し離れて自然に触れることも、気持ちのリフレッシュになるだろう。 面積1545km2と、さほど大きくないオアフ島はワイキキからいちばん遠いノースショアで車で1時間強だ。

まず訪れたのは、天国の海と言われる「ラニカイ・ビーチ」だ。日の出前のまだ暗いなか、ホテルを発つ。ハイウェイを走って約40分。穏やかな波の音のなか、水平線から朝日が昇る。雲が色づき、白砂が朝焼けに染まる。

売店も更衣室も、シャワーもなし。ただ自然そのままのビーチは人影まばらで静かに過ごせる。帰りは近くのカイルアタウンにあるレストラン「オーバーイージー」で朝食。エッグベネディクトに似たPotato N’Eggs(14ドル)は美味。朝からロコが並ぶのも納得。


天国の海と称される「ラニカイ・ビーチ」。かつて全米No.1にも選ばれたビーチでは、美しい白砂と一面の青い海を存分に味わえる。

日をあらため、ノースショアに向かい朝から車を走らせる。あいにくの雨季だが、雨は短く降って、すぐ止む。辿り着いたのは「クカニロコ・バースストーン」。かつて王室の出産場所であり、パワースポットとして知られる。澄んだ空気のなか、空には虹がかかっていた。

オアフ島の南東へ車を走らせ、目指すは「マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル」。火の女神ペレがオアフ島を作ったのちに腰をかけて休んだとされるパワースポット「ペレの椅子」を見やり、舗装路を歩く。通り雨でTシャツが濡れる。10月から3月の雨季は雨具をもつが吉。


海沿いの舗装された道路をゆったりと歩くことのできる「マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル」。
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Photographs by Tsukuru Asada (secession)

この記事は 「Forbes JAPAN 地方から生まれる「アウトサイダー経済」」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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