ビジネス

2019.04.30 10:30

「理念と利益の最大化」への共感が仲間集めのカギになる|メドピア 石見陽

メドピア 代表取締役社長 石見陽氏



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さらなる進化で「患者を救う」

──改めて、今後成し遂げたい「ビジョン」をお聞かせください。

ミッションの「Supporting Doctors, Helping Patients.」でいうと、メドピアが上場までやってきたことは「Supporting Doctors」が中心でした。今後は「Helping Patients」に直接繋がるような、オンライン健康相談や、特定保健指導サービスといった、より患者さんに直接向いた事業を広げていきたいと考えています。
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また別の軸で見ると、医療は大きく「予防」「治療」「終末期医療」というフェーズに分けられます。これまでは主に、「治療」の部分で医師を支援する事業を展開してきましたが、「ダイエットプラス(管理栄養士による食生活コーディネートサービス)」や「first call(医師によるオンライン健康相談プラットフォーム)」といった新規事業は、遠隔医療や、管理栄養士の指導を軸とした「予防」のフェーズを支援する事業です。

また、国も力をいれている「終末期医療」は、地域医療の強化なくして考えることはできません。すなわち地域医療をしっかり守り、家で人が亡くなることが出来る状況を作る必要があります。スギ薬局との提携はそういった文脈で、実際にリアルの医療現場プラットフォームを持っている彼らと、我々、ネットのプラットフォームが融合していくことで、実際の地域医療に資するサービスに昇華させていきたいなと考えています。

連載 : 起業家たちの「頭の中」
過去記事はこちら>>

文=下平将人 提供元=Venture Navi powered by ドリームインキュベータ

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