ライフスタイル

2019.05.01 12:00

外食で残すべきはパンかデザートか? ダイエットのために知っておきたい「8つの勘違い」

shutterstock.com

shutterstock.com

長い休暇はダイエットのチャンスだ。仕事のストレスによる食べ過ぎがない、同僚からのランチや飲みの誘いがないからマイペースの食生活が送れる、エクササイズにも時間が割ける。しかし、信じ込んでいることがもし間違っていたら、努力も水の泡だ。
advertisement

そこで、これだけは知っておきたい「減量にまつわる8つの残念な勘違い」を、「フォーブス・ギリシャ」の記事を元に紹介する。


その1「朝食はトーストでさっとすます」

「朝食の神話」には諸説あるが、少なくとも「アメリカン・ジャーナルオブ・クリニカル・ニュートリション」誌に掲載された、米ミズーリ大学コロンビア校の調査によれば、午前中に食べたものが、「夕食後のデザートをがまんできるか」に大きく影響するという。たんぱく質が豊富な朝食が、午後の食欲を抑えるのに役立つというのだ。
advertisement

つまり、「トーストにバター」の朝食は、あまりよくないらしい。実際に、午前中タンパク質たっぷりの朝食をとった被験者に同日午後、食べ物の絵を見せたところ、脳内の反応が鈍かったという。



この調査の筆頭研究員であるヘザー・リーディー博士によると、午後の食欲を抑える朝食のお勧めは以下6つだ。

1. ヨーグルトとブルーベリー
2. 刻んだスモークチキンとトマト、ピーマンのソテー
3. スモークサーモンとアスパラガス、ゴーダチーズ入りのスクランブルエッグ
4. 果物たっぷりのプロテインシェイク
5. プロテイン・カッテージチーズ
6. バナナ・プロテイン・パンケーキ

朝からそんなに作れない、という向きには、前の晩の肉料理の残りでもいいのかもしれない。

その2「有酸素運動が一番」

脂肪を燃焼させるには有酸素トレーニングが一番、筋力トレーニングは不要、と考えていないだろうか。米レノアライン大学体育学准教授のアレグザンダー・コッチ博士によると、それは間違いだそうだ。「筋肉が落ちると、落ちた分だけカロリーが消費されにくくなる」と博士は話す。

その3「軽いダンベルでも、何度も持ち上げるのが効果的」



「メディスン&サイエンス・イン・スポーツ&エクササイズ」誌によれば、これも間違い出そうだ。同誌に掲載された調査に寄れば、重いダンベルで8レップエクササイズした女性は、軽いダンベルで15レップ行った女性の、なんと2倍のカロリーを消費したとか。

では自分にぴったりの重さとは? それは、「ギリギリ10レップできる」重さだそうだ。

その4「エクササイズ前は何も食べない」

エクササイズに何も食べずに、ストイックにエクササイズダイエットするのが一番と思っているなら、それも間違いのようだ。米アーカンソー大学のアシュレイ・ビンズ氏らが行った研究によれば、高タンパク質の食事をとってから適度に30分間運動した女性は、食事をしなかった女性よりも高いカロリーを燃焼をしたという。
次ページ > 体重計、気にしすぎてない?

翻訳・構成=石井節子

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事