その5「1人でエクササイズするのが一番」
「アメリカン・ジャーナル・オブ・メディスン」誌に掲載された最新調査によれば、「ダイエットサポートグループ」に参加した人の方が、より効率的に減量できたそうだ。知らない人たちとの大きなグループに参加したくない場合でも、友だちと目標をシェアし合い、チームを組んで取り組むことは、孤独な戦いよりも効果的ということだろう。
「ピープル」誌によれば、セレブリティのダイエットにも「チーム性」の効き目はあったようだ。産後15カ月で約16キロの減量に成功したアメリカの女優メリッサ・ジョン・ハートは、義理の妹のサリー・ウィルカーソンがいなければダイエットに成功できなかったと話している。
メリッサはこう話す。「お店でも、サリーがオーダーするの同じものをオーダーしました。サリーがいたおかげで、痩せるぞっていうモチベーションが全然違いました」
その6「体重計にはできるだけ頻繁に乗って記録する」
人にもよるだろうが、体重計を気にしすぎることがストレスになると、逆効果なようだ。
米ケンタッキー大学の栄養学准教授ケリー・ウェバー博士による最近の研究では、ストレス管理のトレーニングを受けた被験者は、トレーニングを受けなかった被験者よりもより多くの減量に成功した。感情の揺れに伴う過食を避けることを学んだことが効果的だったのだ。
「ストレスを鎮める薬」として食べることに走る人は意外と多いから、不安を去る、リラックスすること自体がダイエットに効果的だ、ということは真実かもしれない。
その7「ダイエットドリンクこそ減量の味方」
これも「ダイエット伝説」の一つで、ダイエットドリンクが必ずしもカロリー減に貢献するわけではないようだ。 最近の研究では、ダイエット飲料を選んだ、太め、あるいは肥満の被験者は、ダイエット飲料で減らした分の糖分を結局別のもので摂取していることがわかった。
「アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリックヘルス」誌によると、「ダイエットドリンクを飲む習慣の人は、ドリンクでがまんした分、結局固形物を余計に食べる傾向があって、平均毎日、194キロカロリー分を“余分に”摂取している」そうだ。
その8「外食でデザートはNG。でも最初に出てくるパンはOK」
米国のダイエットに関する公的な団体であるADAやNYSDAに登録のある正式なダイエティシャンで、NYSDA元プレジデントでもあるケリ・ガンズは、「残すのは絶対パン。ケーキは“砂糖の塊”のようですが、それを言うなら“炭水化物の塊”であるパンを食前に食べるよりはまだましです」と言う。
「ディナーの後のデザートは、食前や食中のパンよりも気持ちに満足感をくれます。お店でデザートを残したのに、家に帰ってから結局ビスケットを食べちゃった、という経験は誰しもあるのではないでしょうか? そうすると結局、『あれ、パンもデザートも食べちゃった』ということになりますからね!」