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I’m the CEO of CultureBanx, redefining business news for minorities.

Lucian Milasan / shutterstock.com

ミッキーマウスを生んだディズニーは、今以上の注目と収入を求めて、独自のストリーミングサービス「Disney+」を11月からスタートさせる計画だ。

とはいえ、ディズニーがストリーミング最大手のネットフリックスから王座を奪うためには、使えるコンテンツやリソースを総動員する必要があるだろう。

ネットフリックスは現在、黒人の俳優や監督を起用したコンテンツに注力している。アフリカ系アメリカ人は、あらゆるデバイスにおいて、アメリカ全人口のなかで最も頻繁にストリーミング動画を視聴している。

ディズニーの家族向けコンテンツだけで、そうした視聴者を十分に惹きつけられるだろうか。

ディズニーをめぐる背景

ディズニーは新しいプラットフォームで、番組エピソード7500本と映画500本を配信する。それらを視聴するための月額料金は6.99ドルだ。

ネットフリックスは最も安いプランが9ドルなので、それよりもお手ごろではあるが、ディズニーにとっては、本格的なオリジナル番組を制作することがカギとなるだろう。

マイノリティ向けマルチメディア「カルチャーバンクス(CultureBanx)」が、市場調査会社「ホロウィッツ・リサーチ(Horowitz Research)」のレポートについて報じた記事によると、黒人オーディエンスは、ストリーミング配信を最も頻繁に視聴するだけでなく、コンテンツの流行を作るトレンドセッターでもある。

彼らは、「新しいコンテンツを誰よりも先に知りたい」と回答した割合が58%だったほか、自身の体験を反映した番組を見る傾向があることもわかった。

ディズニーは、2024年度末までに世界全体で6000万人から9000万人ほどの会員を獲得できると見込んでいる。

また、オリジナルコンテンツを増やすために、2020年に10億ドル(約1118億円)を、2024年までには20億ドル(約2236億円)を投じる予定だ。

このようにきわめて積極的な成長戦略をたてているのは、ネットフリックスが誇る1億3900万人もの全世界ユーザー数に対抗するためだ。

新しいストリーミングサービスについて発表した翌日、ディズニーの株価は前日比で11%以上も急騰。過去10年間の最高値に届く勢いを見せた。

ディズニーの新ストリーミングサービスは、ネットフリックス・キラーにはならないと見るアナリストもいる。理由は、コンテンツの種類が限られていることだ。

米銀サントラスト(Suntrust)のアナリスト、マシュー・ソーントン(Matthew Thornton)は、「結論を言えば、Disney+が家族向けコンテンツを目玉にする一方で、ネットフリックスはコンテンツの種類がはるかに幅広く、プラットフォームで最も検索されているコンテンツの大半がそろっている」と述べる。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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