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フェイスブックはニュースサイトThe Vergeの取材に対し、独自の音声アシスタントを開発中であることを認めた。このツールは同社が昨年末に米国でリリースした、スマートディスプレイの「Portal」や、オキュラスなどのVR機器に使用される可能性があるとCNBCが報じていた。

現在、フェイスブックが開発中の音声アシスタントは、アップルのSiriやグーグルのグーグルアシスタントと同等の機能を持つものになりそうだ。

「当社はボイスとAI(人工知能)を活用した音声アシスタント技術の開発を進めており、Portalやオキュラスなどのデバイスや、将来的に発売するAR(拡張現実)機器での利用を想定している」とフェイスブックの広報担当は4月17日、The Vergeの取材に回答した。

開発を統括するのはフェイスブックのAR/VR部門のディレクターを務めるIra Snyderで、ワシントン州レドモンドで開発を進めているという。Snyder のリンクトインの情報から、同社のアシスタントは社内で「Facebook Assistant」と呼ばれていることも分かった。

フェイスブックは2015年にメッセンジャーアプリ向けの、AIアシスタントの「M」を発表し、ベータ版をリリースしていたが、このプロジェクトは2018年1月に終了していた。同社はMの終了直後に、Facebook Assistantの開発を始動したと見られる。

Mの場合はメッセージングに特化したAIだったが、今回の報道でフェイスブックがハンズフリーのコミュニケーションで活躍する、アシスタントの開発を目指していることが判明した。

フェイスブックは2013年にオキュラスを買収して以降、未来的なテクノロジー開発を担う2部門を設立していた。その一つがPortal を開発したAR/VR部門で、このチームには2018年12月に解散した、脳波でのコミュニケーションを可能にするテレパシー技術を開発中と噂された「Building 8」の人員も加わっている。

もう一つは元オキュラスのチーフサイエンティストのMichael Abrash が率いるFacebook Realityラボと呼ばれるチームで、Abrashはゲーム業界のパイオニアとして有名だ。

フェイスブックの音声アシスタント開発はこの2部門をまたぐ形で推進され、複数のハードウェアやプロダクトに導入される見込みだ。

編集=上田裕資

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