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経団連がついに、従来の春季新卒一括採用から脱却した、時期にとらわれない複線的採用形態を導入する方針を固めた。横並びの一括採用、年功序列、終身雇用など従来の日本型雇用慣行が大きく変化することで、多様なキャリア形成が可能となる。

キャリア形成において、多くの人が頭を悩ませるのは仕事の「年収」と「やりがい」だろう。グローバルウェイが運営する企業の口コミ情報共有サイト「キャリコネ」は、同サービスのユーザーによる投稿をもとに、『年収が高い都道府県ランキング』並びに『仕事にやりがいを感じる都道府県別ランキング』を発表した。

1位は東京都で平均474万円。高額年収は首都圏に集中

年収の高い都道府県ランキングでは、国内外の大手企業が集約し、最低賃金と物価指数が共に高い首都圏が上位に並んだ。

トップは平均年収474万円の首都、東京都。2位と30万円以上の差をつける結果となった。厚生労働省が公表する「平成30年度地域別最低賃金改定状況」では、東京都の最低賃金は985円で全国1位であり、物価指数も全国で最も高いことが総務省統計局の「小売物価統計調査(構造編)2017年(平成29年度)結果」より明らかになっている。

2位は、東京都とほぼ同水準の物価指数、最低賃金も東京都の次に高い神奈川県で、平均年収は442万円。エンジニアリング会社の日揮など、横浜市周辺に本社を構える大企業は多い。

3位には、大手総合商社の伊藤忠商事や製薬会社の武田薬品工業などの本社があり、西日本経済の中心地である大阪府が平均年収438万円でランクイン。最低賃金は936円で、物価指数も他2都市に劣らない。

最下位は、県内の一部上場企業の本社が1社である秋田県だった。

「年収」最下位の秋田県、「やりがい」では3位

一方で、「仕事のやりがい」の項目において評価が高い企業は、首都圏よりも中国・四国地方に多くみられた。

1位はユニクロやGUの持ち株会社であるファーストリテイリングが本社を構える山口県。平均年収は367万円と全国24位だが、物価指数も22位とさほど高くない。

2位の徳島県も平均年収は375万円と全国19位。

驚くべきことに、平均年収が全国で最も低い秋田県が、平均年収日本一の東京都を抑え3位となっている。

その他にも、首都圏以外の、若手のうちから裁量が大きく責任が求められる仕事や、「わらび座」(秋田県)など日本伝統にまつわる事業を展開する企業が「やりがいがある」と評価されている。

首都圏にとらわれず、全国を舞台に多様なキャリアを考えてみてはいかがだろうか。

文=大竹初奈

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