応募先の管理職が自分より若かったら? 面接時の3つの心得

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私は先日、ある50代の求職者から、人材を必要とする管理職が30歳かそこらの人だった場合の採用面接のコツを尋ねられた。このケースでは、いつもと違う面接準備をした方がよいのだろうか──?

この質問に簡潔に答えると、面接準備はいつもと同じでよく、面接をうまくこなすことにさえ集中すればよい。面接で良い成績を出すためには、次のことが求められる。

・職務内容記述があなたの経歴やスキル、専門性に合っていること
・応募中の企業について調査し、その企業と似た文化や構造、規模の会社で働いた例を準備しておくこと
・応募中の職務に関心を持っている具体的な理由を考えること
・面接を通して自分の熱意を示すため、エネルギーを蓄えておくこと

とはいえ、人材を必要としている管理職の特徴やチームの構成、そのチームに対して自分が具体的にどう貢献するかなどは、全ての採用面接において考慮しなければならない。この求職者の場合、人材を必要とする管理職との間には大きな年齢差があった。(さらに後から、新たに採用される人はこの管理職と2人だけのチーム体制となることも判明した)。管理職やチームとの間にかなりの年齢差があることに気づいた場合、相手もおそらくそのことに気づくはずだ。

ここでは、自分よりもはるかに若い人が応募する部署の管理職だった場合、面接で気をつけることを3つ紹介する。

1. 年齢差によって生じる問題を予想し、事前に対処する

人材を必要とする管理職は、あなたが自分の権威を尊重しないのではないかと懸念するかもしれない。また若い同僚は、自分の方が長い間勤務しているのにあなたがより高い地位に就くのではないかと恐れるかもしれない。

あなたが過去に自分より若い上司の下で働いたことがあれば、面接ではそれを例として挙げよう。あるいは面接の場を使い、年齢差にためらったり居心地の悪さを感じたりしていないことを直接示すこともできる。人材を必要とする管理職には、あなたが応募している職務の目標やターゲットとする市場に関する見識を尋ね、将来同僚となる可能性がある人には仲間として接しよう。
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翻訳・編集=出田静

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