経済・社会

2019.04.30 10:00

「庶民派」大統領候補、バーニー・サンダースの3つの豪邸


昨年、書籍の印税で大金を得たサンダースは、30年ローンで購入したその物件の支払いを、早々と終わらせた。彼はワシントンDCでも、2007年に48万9000ドルで家を購入したが、フォーブスはそのローンの残額が約35万ドルと推定している。

また、サンダースは夏の休暇用の家を2016年に、57万5000ドル(約6400万円)の現金で購入しており、質素なイメージに似合わないとの批判も浴びた。バーモントのシャンプレーン湖に近いその豪邸は、4ベッドルームでバスルームが3つある。

サンダースの妻のジェーンはAP通信の取材で、サマーホームの支払いにはサンダースの著書の前払い金と、彼女の貯蓄などをあてたと述べていた。

豪邸を購入した後も、サンダース夫妻は約50万ドルの現金と株式等を保有している。妻のジェーン・サンダースは3つのリタイアメント・アカウントを持っており、さらに多くの現金を保有している可能性もある。

金持ち批判を繰り返すサンダースは、彼の資産についてはあまり雄弁ではない。フォーブスはこの件に関し、複数回に渡りサンダースの事務所にコメントを依頼したが、回答は得られていない。

今年1月にサンダースは、米国の上位0.2%の富裕層に、新たな遺産税を課すことを提案した。米国の現行法では約1100万ドル以上の遺産のみが課税対象となっているが、彼は350万〜1000万ドルの遺産の税率を45%にすることを提案した。

サンダースの推定資産額は現在250万ドルだが、彼の資産が今後も増え続ければ、この税金は彼の遺産にも適用されることになる。

編集=上田裕資

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