「庶民派」大統領候補、バーニー・サンダースの3つの豪邸

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2020年の米大統領選に立候補したバーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は、「民主社会主義者」として金持ち優遇のアメリカ社会を批判している。しかし、実際のところサンダース自身もかなりの金持ちだ。

現在77歳のサンダースは、不動産や投資、政府からの年金、書籍の売上から推定250万ドル(約2億8000万円)以上の資産を形成している。彼は複数の著書を持ち、2016年の「Our Revolution(我々の革命)」は大ヒットとなった。

「私の本はベストセラーになった。ベストセラーを出せばミリオネアになれるのは当然だ」とサンダースは先日、ニューヨーク・タイムズ(NYT)の取材に述べていた。

2016年の米大統領選の民主党予備選で、革新的な政治家として人気を集めたサンダースは、それ以来毎年1冊の著書を送り出してきた。彼が著書から得た収入の合計は少なくとも170万ドルに及んでいる。NPD BookScanのデータでは、「Our Revolution」の売上は22万冊、「Bernie Sanders Guide to Political Revolution」が2万7000冊、「Where We Go From Here」が2万6000冊とされている。

サンダースには議員として給与に加え年金収入もある。彼は1990年に連邦下院に初当選を果たして以来、6桁(数千万円レベル)の年収を得ており、バーリントン大学の学長を務めた妻とともに、不動産も保有している。さらに、28年間に渡り議員を務め、現在は年間17万4000ドルの議員報酬を得ているサンダースは、生涯に渡り年間約7万3000ドルの年金を受給する資格がある。

フォーブスは彼の年金収入を現時点で現金に換算すると、約65万ドル相当に及ぶと算定した。

1970年代末にはバーモント州などのニューイングランド地方の歴史や、社会主義者ユージン・V・デブスのドキュメンタリー映画の製作・販売で生計を立てていたサンダースは、1980年にバーモント州のバーリントン市の市長に立候補し当選。1986年まで市長を務めた。彼はバーリトン市から月額428ドルの年金を支給されており、フォーブスはこの年金の資産価値を約5万ドルと見積もった。

多くのアメリカ人と同様に、サンダースの資産の大半を不動産が占めている。彼は3軒の家を持っている。バーリントンの家は、4ベッドルームで2つのバスルームを備えた豪邸で、2009年に40万5000ドルで購入していた。
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編集=上田裕資

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