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──一流のデザイナーは、オートクチュール、プレタポルテだけでなく、香水や化粧品など幅広くその世界を展開しています。クリエイターとして、世界を広げたいという思いは当然のものでしょうか。

この仕事を始めたとき、私は、将来どんなことをしていこうといった「キャリアプラン」を持っていませんでした。常に自分の好奇心に突き動かされて、続けているだけなんです。

目下のところ私が熱中しているのは、もちろん「ファッション・フリーク・ショー」です。この手の挑戦は、デザイナーでも私が初めてでしょうね。

──50年近いあなたの素晴らしい経歴をショーにするのは簡単なことではないと思いますが、セクシーで陽気なこのショーを通して、伝えたいことは何でしょうか。

私は「アンファン・テリブル」なんて言われていますが、どちらかといえば、「甘やかされて育った子供」ですよ。なにしろ、舞台を作ることは私の子供の頃からの夢だったんですから。私が伝えたいのは、みんなと違って上等! あらゆる美に万歳! ということです。

私たち一人ひとりが美しさを持っているのですから、それを表現するべきです。自分をありのままに受け入れること。それが私たちを美しくするのです。

ちなみにショーのフィナーレは、ザジ(フランスの歌手で、フランス映画のヌーヴェルヴァーグ運動の先駆けとなった『地下鉄のザジ』の主人公)のシャンソン「みんな美しい」をアレンジした楽曲で始まります。ショーには、私が愛するもの、人生の喜びやおめでたいこと、人生のすべてのことを組み込んでいます。

「たかがファッション」と言うなかれ。ファッションを通して私たちはコミュニケーションし、本音を語り合えるんです。

原文

文=Sabah Kemel Kaddouri 翻訳=竹若理衣 編集=石井節子

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