米国を次に襲う不況、過去の不況との違いは?

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ビジネスサイクルは見通しがききにくいが、一つ明確なことがある。それは、しっかりと考えた計画を基に素早く行動を取る企業や家族、政府は不況を生き延びられる可能性が高いということだ。迅速な行動は非常に重要だが、心理的に難しいことでもある。支出を減らすのは楽しいことではないし、先延ばしは人間のさがだ。

しかし不況を生き延びる人は、状況が厳しくなり変化が必要なときに迷わない。パニックになって取った行動は成功につながりにくいため、きちんと考え抜いた計画が必要だ。順調な時期に作成した計画は、長期的な戦略や価値との一貫性がとれたものになる上、その場で思いつくアイデアよりも迅速に実行に移せる。次の不況がいつどのような形で訪れるにせよ、それを生き延びるには今から緊急時の対応策を思い描いておくことが必要だ。

編集=遠藤宗生

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