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2019.04.23 07:30

3つのグルメサービスとの取り組みを発表 CAMPFIREが飲食領域に本腰を入れるワケ

shutterstock.com

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「1人でも・1円でも多くのお金がなめらかに流通する世界」を目指すCAMPFIREが、4月にグルメ分野のクラウドファンディングサービスの展開を次々と発表した。

料理人掲載数No.1のグルメメディア「ヒトサラ」と共同企画「料理人と食の未来を考える」を開始するほか、堀江貴文がプロデュースするグルメキュレーションサービス「TERIYAKI」との業務提携、Rettyの飲食店専門クラウドファンディング「3rdTable」を資産譲受することでグルメサービスの事業強化を図っていくという。

飲食店領域の強化に意欲的な姿勢を、CAMPFIRE取締役COOの大東洋克はつぎのように語る。

「飲食業界はIT親和性が高いように見えて、実は一般的にICT活用率は低く(総務省データ)、今後発展する余地がある業界だと感じており、またクラウドファンディングも、その一要素として今後発展していくと思っております。

クラウドファンディングを活用することで、開業前の資金調達だけでなくファンやリピーターの獲得など、継続的に飲食店と支援者が繋がることができ、店舗展開や新メニューの取り組みなど、今まで踏み切れなかった新たな挑戦を発信できるようになります。より多くの飲食店シェフやオーナーが新たな挑戦を始められるよう、その環境を提供していきたいと考えています。

また今後は発表したような様々なサービスとの連携を図り、地方、個店など幅広く飲食業界のクラウドファンディングの活用を促し、飲食業界の発展に寄与してまいります」

料理人がチャレンジできる環境づくりを

「ヒトサラ」はUSEN-NEXT GROUPのUSEN Mediaによって運営されるグルメメディア。美味しい「サラ(料理)」を提供する「ヒト(料理人)」を焦点に、独自コンテンツで料理人の顔を見える化し、これまでに掲載した料理人情報は1万2000人にのぼる。他にも、「シェフがすすめるレストラン」などの独自のコンテンツによって、食を愛する大人ユーザーに新しい外食の楽しみ方を提供する。

「ヒトサラ」をはじめとしたUSEN Mediaが有する国内外への発信スキルとUSEN-NEXT GROUPのグループ顧客のネットワークをもって、5月にCAMPFIREとの共同企画「料理人と食の未来を考える」が始動する。

同企画では、”各地域のより良い食の未来づくり”を目的として料理人がチャレンジできる環境づくりを目指す。料理人の抱える資金提供や集客、店舗出店・運営の悩みをクラウドファンディングの利用普及や体制強化によって乗り越えて、各地域資源を活かした料理提供や継続的な店舗運営といった志をかなえられるように支援する。
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文=猪俣由香

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