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Photo by Alexander Koerner/Getty Images

競合のアンドロイド端末メーカーらが、先を争って5G端末を市場に投じようとする中で、アップルの5G端末のリリースは2021年までずれこむ可能性がある。

アップルは長年に渡るクアルコムとの紛争に決着をつけたことで、来年にはクアルコムから5Gモデムの供給を受けられるかもしれない。一方で、アップルが当初5Gモデムの供給元として期待を寄せていたインテルは、アップルとクアルコムとの和解が報じられた直後に、5Gモデム事業からの撤退を宣言した。

つまり、5Gの導入にあたり、アップルはクアルコムに頼るしかないことになる。アップルに与えられた選択肢は限られている。

しかし、別の一社が5Gモデムの供給をアップルに持ちかけた。この企業の5Gモデムを採用すれば、2019年は無理でも2020年にアップルは5G端末を発売できるだろう。

しかし、問題が一つある。5Gモデムの供給を持ちかけたのが、中国のファーウェイなのだ。CNBCのArjun Kharpal記者は4月15日更新の記事で、次のように書いた。

「ファーウェイ創業者でCEOの任正非はCNBCの取材に対し、アップルへの5Gモデムの供給を検討中であると述べた。『当社はこの件に関して、アップルに対してもオープンな姿勢をとる』と任は話している。アップルはファーウェイのプロセッサ、Kirin 980には関心を示さないだろう。なぜなら同社は独自のプロセッサを開発したからだ。しかし、5Gモデムには興味を持つ可能性がある」

ファーウェイの5Gモデムを採用すれば、アップルはより早く5G端末を市場に出し、競合メーカーとの戦いを有利に進められる。サムスンの5Gモデル、Galaxy S10 5Gは2019年に発売予定だ。アップルは競合に遅れて2020年に5Gモデルを発売することになるが、この端末は多くの消費者たちにとって、初めての5G端末になるだろう。

しかし、5Gモデムの供給をファーウェイから受ければアップルはテクノロジーの競争で、中国メーカーに遅れたことを認めたことになる。さらに、5G戦争におけるファーウェイの優位性を後押しすることになる。

また、ファーウェイは米国政府から敵視されているメーカーであり、アップルがこの提案を受け入れる見込みは限りなく低い。ファーウェイの提案を受け入れれば、アップルはさらに複雑なポジションに追い込まれることになる。

編集=上田裕資

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