お金についてカップルが交わすべき6つの「誓いの言葉」

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5. 「経済的な面でも家族を守ります」

世帯はセーフティネット、そして「プランB(代替案)」を用意しておく必要がある。

・非常時のための備え

3~6カ月分の生活費を賄うのに十分なお金を確保しておくこと。予定外の出費や失業など、家計が打撃を受けた際にクレジットカードや退職後に向けての貯蓄を使わずに済むようにするためだ。

世帯の収入を主に一方に頼っている場合や、収入が安定していない場合は、6カ月分を貯めておくべきだろう。

・保険

生命保険、身体障害保険、賠償責任保険、健康保険など、基本的な保険には加入しておこう。

・婚前契約(場合によって)

婚前契約は、富豪や著名人だけが結ぶものではない。どちらかが事業主である、守るべき高価値の資産を保有している、別れたパートナーとの間に扶養すべき子供がいるといった場合には、特に重要なものとなる。

・相続に関する計画

富豪ではなくても、相続について計画を立てておく必要がある。金融口座の受取人の指定は、現在の意思を反映しているだろうか。また、遺言書(子供の後見人を指定)や委任状、医療に関する事前指示書といった基本的な文書も作成しておくこと。

6. 「富めるときも貧しいときも、常に話し合うことを誓います」

どちらか一方、または結婚そのものに何かが起きた場合に備えて、お互いに家計の全体像を把握しておく必要がある。お金についての話し合いを楽しめるようにすることだ。

例えば、毎週金曜日の夜は家計やお互いのお金に関する状況について話し合うためのデートをすることにしてはどうだろう?四半期に一度、中長期的な計画について協議する「家計に関するサミット」を開くという方法もある。ホリデーシーズンの買い物の予算や休暇の計画を立てたり、退職後に向けての貯蓄の状況などについて、話し合ったりする機会を持つことができるだろう。

お金に関する目標を達成することは、方針を共有し、お互いに透明性を保つことでもある。必要になるのは結婚と同様、コミュニケーションと妥協、そして家計に関する完璧な団結に向けての誓約だ。

編集=木内涼子

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