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旅客機内で酔っぱらう乗客は大きな問題となりつつある。客室乗務員に暴力をふるったり、体を触ったり、他の乗客や航空保安職員とけんかになったり、飛行中に航空機のドアを開けようとしたり、コックピットに侵入しようとしたり──。航空会社は、一部の便で飲酒を禁止すべきなのだろうか?

英BBC放送が2017年に行った調査では、酔っ払った乗客が英国の空港で逮捕される件数が前年から50%増加していることが分かった。ヴァージン・アトランティック航空で14年間客室乗務員を務めたアリー・マーフィーはBBCに対し、同職を辞めた理由の一つは、酔っ払った暴力的な乗客に体を触られ、ののしられことだったと語っている。

空の旅で、飲酒が深刻な問題に発展するケースは後を絶たない。つい先月もオーストラリア人の女性モデル(24)が、メルボルン発ロサンゼルス行きのユナイテッド航空便で客室乗務員に暴力をふるったとして有罪評決を受けた。

この事件が起きたのは1月21日。裁判で提示された証拠によると、離陸から数時間後、乗客らから客室乗務員に対し、被告の女性モデルが「腕を振り回してみだらな言葉や人種差別的な言葉を叫ぶなどの迷惑行為」に及んでいるとの苦情があった。男性の客室乗務員が被告と話そうとすると、被告は乗務員に対して怒鳴り始め、顔をひっぱたいた。被告はその後、搭乗していた航空警察官により、フライトが終わるまでの間、航空機の後方にある調理室で拘束された。

陪審は被告を、乗務員妨害の重罪と暴行の軽罪で有罪とした。量刑言い渡しは6月の予定で、被告には最長禁錮21年が言い渡される可能性がある。

また昨年には、ソルトレークシティー発オーランド行きのデルタ航空夜間便で、酒の提供を断られた乗客が客室乗務員に頭突きをする事件があった。同便は問題の乗客を警察に引き渡すため、オクラホマシティーに緊急着陸した。

エミレーツ航空では同年、乗客として搭乗していたパイロットがフライト中にたばこを吸いたいと言い出した上、ルーマニア人客室乗務員の胸をたたき、靴を投げつけ、他の乗客をののしり、ギャリーからビールなどの酒を持ち出す出来事があった。パイロットは、乗務員と他の乗客らに取り押さえられ、手錠で拘束されたが、その際に飛行機を爆破すると脅し、頭を背もたれに激しくたたきつけて、テレビ画面を壊した。

編集=遠藤宗生

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