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食生活改善のため、野菜や果物をもっとたくさん食べようと思っている人は、家庭菜園を始めてはどうだろう? 家庭菜園には、体だけではなく心の健康を改善する効果もある。

研究により示された効果

学術誌「看護実践のための研究と理論(Research and Theory for Nursing Practice)」に2009年発表された調査結果では、庭いじりに没頭することで心配事から気をそらすことができ、自分が抱えている問題に執着しなくなることが示されている。被験者は12週間の調査期間中や直後にうつ病の症状が改善した上、3カ月後になっても顕著な改善がみられると申告した。

人はストレスを感じているとき、体内でコルチゾールと呼ばれるホルモンを放出する。体内のコルチゾール水準が高い状態が続けば、うつ病や精神疾患、免疫機能の低下、体重の増加、心臓病など、さまざまな問題のリスクが高まる恐れがある。驚くことに、自然の中で時間を過ごせばこうした状況が制御できるのだ。

千葉大学の研究チームが2010年、医学誌「環境保健と予防医学(Environmental Health and Preventive Medicine)」に発表した論文では、30分間の森林浴でコルチゾール水準が下がり、心拍数や血圧も改善することが示された。また別の研究では、庭いじりを30分行った後で参加者のコルチゾール水準が下がり、気分が向上することが示されている。

土に触れ、植物に囲まれて30分間過ごすだけで体や心、健康全般に大きな効果がある。以下に、ガーデニングを始める際の4つのコツを紹介する。

1. シンプルさを保つ

これまでガーデニングをしたことがない人は、新しい趣味を始めることをおっくうに思うかもしれない。重要なのは、小さなことから始め、シンプルさを保つことだ。裏庭全体をひっくり返して農場にする必要はない。使える時間や労力については現実的に考えよう。ストレスを軽減するためのガーデニングがストレスを生んでしまっては本末転倒だ。

園芸が得意な人の提案やアドバイスを聞いても良いが、この庭はあくまであなたのもの。ガーデニングをするため特定の靴やエプロンは必要ない。鉢に入れた植物をいくつかポーチに置いておくだけでもよい。ガーデニングは気晴らしであり、趣味なので、毎日の仕事のように感じ始めてしまったら、やり方をシンプルに変えること。

編集=遠藤宗生

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