ガーデニングがストレス軽減に効果的な理由

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2. ガーデニング中はそれだけに集中する

庭に出たら、ガーデニング以外のことは考えない。今から30分間、他のことは忘れること。メッセージや電子メール、ソーシャルメディアに費やす時間は後で十分ある。草むしりをして植物を植え、土を耕す時は、ゆっくりと時間を取って、他のことは考えないこと。

興味深いことに、マルチタスクは効率性の低下につながり、過度な携帯電話の使用は睡眠の阻害やストレス・鬱(うつ)の悪化につながることが、研究から示されている。それに、スマートフォンの中に土や汚れが入るのは嫌なはず。家の中に置いていこう。

3. ストレスを緩和するデザインを採用する

自分のガーデニングを次のレベルに引き上げたい? こぢんまりと続けることも悪くはないが、これは自分の独創力を発揮する機会だ。植物や色の組み合わせを選ぶときには想像力を働かせ、自分の好みを反映したデザインにすること。

バーモント大学農業生命科学部植物土壌科学科のレナード・P・ペリー博士は、落ち着きをもたらすよう設計された庭の特徴を解説している。ペリー博士によれば、ストレスを緩和する庭の多くは「森林や花畑に似ており、ただ特定のデザインの原理や色が強調されているだけ」という。

4. その瞬間を生きる

庭ではさまざまな体験があなたを待っている。自分が抱えている課題や膨大なやることリストのことばかり考えるのではなく、その瞬間を生きても良いのだと自分に言い聞かせよう。鳥の鳴き声や優しいそよ風、土や植物のアロマに満ちた香りに注意を向けてみてほしい。

庭で起きていることに完全に没頭することで、ストレス緩和法のひとつであるマインドフルネスを実践できる。せわしなく歩くアリや、花の色を観察し、指に触れる土の感触を楽しんで、自分の目の前にあるもの全てに魅了されよう。これは人生を変えるような経験になる。

庭仕事を始めよう

今年の春は、心と体の健康のため、庭作りを始めることを考えてみてほしい。果物や野菜を育てれば、新鮮な食材を楽しむこともできる。自分の手で育てたものを使ったサラダほどおいしいものはない。

園芸経験がなくても、一度は試してみよう。30分時間を取り、小さなことから始めてみれば、その楽しさに驚くかもしれない。

編集=遠藤宗生

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