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また、2017年に行われた商業用不動産の評価額の見直しによって(固定資産税の税額はこれに基づき決定される)、オックスフォード・ストリートにある店舗の税額は年間340万ポンド(約4億9400万円)から536万ポンドに増加。ショッピングモール「ウエストフィールド」にあるアンカーストアの税額は、65万1000ポンドから130万ポンドに増えた。固定資産財の税額は、デベナムズの全店舗で大幅に増加している。

4. 投資が枯渇
デベナムズは長年、保有する資産を少しずつ手放してきた。恐らく最も大きく資産を減らしたのは2003年、当時のデベナムズの所有者だった民間企業コンソーシアムのバロネス・リテールが、26の物件を賃貸借契約付きで売却したことだろう。

この前月にデベナムズを17億2000万ポンド(の現金)で購入したばかりだったバロネスは、これらによって約4億5000万ポンドを調達したとされている。

デベナムズの事業はこの後、一貫して苦難の道をたどった。入れ替わる所有者たちはいずれも、奪える限りのものを奪おうとし、デベナムズに投資する者はいなくなった。長年にわたり短期的、日和見主義的な考えの所有者たちに買収されてきたデベナムズの哀れな物語は、その亡骸以外には何も残さなかった。ハゲタカたちが食い物にしようとするものは、もう何も残っていない。企業の強欲さを知るのに役に立つ話だ。

買い手は見つかるか?

英国の銀行と米国のヘッジファンドを含む債権者たちが主導することになったデベナムズの事業について残される疑問は、買い手を見つけることはできるのかということだ。
見つからなければ、今後はどうなるのだろうか。負債は6億2200万ポンドに上り、債権者たちは返済を求めている。

編集=木内涼子

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