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開業から240年がたった英百貨店デベナムズは、生き残ることができるだろうか?
ロンドンのウィグモア・ストリートに構えた衣料品店から始まり、国内各地に166店舗を持つまでに成長した百貨店は先ごろ、管財人の法的管理下に入ることを明らかにした。

かつて盛況を誇った百貨店の衰退は、まさに避けられないものだった。問題は、デベナムズがなぜこのような悲しく、残念な状況に陥ったのかということだ。何が間違っていたのだろうか。破綻の原因としては、以下の4つを挙げることができる。

1. 「百貨店であること」が困難
百貨店の経営は、高額な費用がかかることで有名だ。何フロアもある大規模な店舗は、常にメンテナンスが必要だ。
さらに、消費者はもう何年も前から、ハロッズやセルフリッジのように数多くの専門店が入る百貨店以外への関心を失っていた。小売店に対する消費者の期待は高まり続け、もはや普通や平均では彼らを満足させることはできない。

2. 「適切さ」が全て
ファッションの世界が前進を続ける一方で、デベナムズは実質的に立ち止まったままだったというのが事実だ。例えば今日、デベナムズに行っても、20年前より新しいものは大して見つからないだろう。

また、デベナムズはワトフォード店では店舗スタイルの変更を試みた。だが、全店舗で同様の変更を行うこと力がなかったことを考えれば、これはあまり意味のないことだった。何はともあれ、投資家たちをなだめるための変更だったのだろう。

3. コストが増加
これは、いくらかデベナムズ同情できる部分があるところだ。英国の生活賃金の引き上げ(称賛されるべきものではある)や、(率直に言って)十分に考え抜かれたものとはいえない実習賦課金制度の導入は、彼らの意図したところではない。

編集=木内涼子

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