ビジネス

2019.04.12 10:00

世界のトップ経営者、マーク・ベニオフが来日するたびに必ず京都に向かう理由


以前Forbes JAPANの独占取材でベニオフは、「リーダーシップは初心から始まる」と語った。

「自分の心と向き合い、過去の雑念を振り払うことで初めて未来を描くことができます。初心と意志、ビジョンが合わさることで行き先がわかるからです。リーダーシップはそこから始まります」

スピーチでは、「こんにちは」「ありがとうございます」という日本語以外に何度も「初心(ショシン)」という言葉を使った。自分の理念に基づいた言葉をきちんと伝えたい気持ち、そしてその心が実際に彼のビジネスにいい働きをもたらしていることへの自信が伝わった。

20年という月日が経っても、彼はいい意味で「初心者」であり続けたいと願ったのだ。そのために京都は大切な場所として彼の中で位置付けられている。

文=井土亜梨沙 写真=セールスフォース・ドットコム

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