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2019.04.12 12:00

ベルギーで増える「安楽死ツーリズム」 EUに批判の声


英紙ガーディアンによると、「ベルギーでは、安楽死は基本的な医療サービスの一つとして認識されており、全国民が自分の保険会社に支払う月次保険料によって補償されている。しかし、医師には処置を行わない権利がある。他の医療処置と違い、安楽死が成功したかどうかを処置後に患者と確認することはできない。医師の中には、こうした理由から安楽死の実施を拒否している人が少数ながら存在し、宗教的な理由から拒否する医師もいる」。

ベルギーで安楽死を求める患者は、処置を実施する医師との面談を数カ月かけて複数回行わなければならない。これは処置が自由意志によるものであることを確認し、必要要件(患者の安楽死希望が外部からの圧力なしに決められ、よく考え抜かれた自発的な決断であることなど)が確実に満たされているようにするためのものだ。その上で申請者は、耐えられないほどの身体的・精神的な苦しみや、重大で治癒できない医学的状態に引き起こされる緩和策のない苦しみがあると申告しなければならない。

編集=遠藤宗生

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