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米国市場の重要性

同社の発表によれば、為替の影響を除いた昨年の売上高は、前年比10.4%増の約60億ユーロ(約7520億円)だった。純利益は同15%増加。アジアと南北アメリカを中心に、全ての地域で売上高が増加した。

エルメスは49カ国以上に約310店舗を展開している。米国では今年、フロリダ州オーランドにも出店。昨年はカリフォルニア州のシリコンバレーにあるパロアルトにも店を開いた。

チャベスによれば、エルメスにとって米国市場は「非常に重要」だ。同社のビジネスの20%を同市場が占めている。昨年はアパレルのほか、特にレザーグッズの販売が好調だった。アップルウォッチのエルメス・コレクションのおかげもあり、「過去最高の年」になったという。

一方、米市場で昨年、最も業績が振るわなかったのはシルク製品とネクタイのカテゴリーだ。需要の低迷が影響し、為替変動の影響を除いた成長率は3.2%となった。これについてチャベスは、より多くの企業が従業員にネクタイの着用を求めなくなっていることを指摘している。

だが、同時に「それが最近の服装に関する一般的なトレンドというだけのことだ」と発言。売上高は「大幅に減少」しているものの、スカーフやポケットチーフを含め、「ネクタイ以外」のコレクションの販売がそれを十分にカバーしていると説明している。男性たちは「ネクタイに代わるものを探している」という。

アスレジャーのトレンドが前向きに影響しているとみられる中で、エルメスはスニーカーやその他のカジュアルな商品の需要は今後も高まるとみており、これらのカテゴリーをさらに強化していく方針だ。

編集=木内涼子

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