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米国のPR会社Edelman(エデルマン)の調査で、中国のファーウェイに対する信頼度が、大きく低下していることが明らかになった。調査結果は4月6日、ニューヨークで開催されたカンファレンスで公開された。

ファーウェイのCFOの孟晩舟(Meng Wanzhou)は、米国の対イラン貿易制裁に違反した疑いで昨年12月にカナダで逮捕されたが、中国企業に対する信頼度は、それ以前からEdelmanの信頼度調査「エデルマン・トラストバロメーター」で最低レベルに沈んでいたという。

10月中旬から11月中旬にかけて実施され、1月に公開された調査結果で、中国企業を信頼すると回答した人の割合は40%にとどまっていた。この割合はドイツやスイス、カナダ企業に対しては70%だった。アメリカ企業を信頼すると答えた人は、54%だった。

さらに、3月に実施した調査で、中国ブランドに対する信頼度はさらに悪化していることが判明したと、EdelmanのCEOのRichard Edelmanは述べた。

「昨年10月と今年3月のデータを比較すると、ファーウェイ問題によって中国企業のイメージは大きく低下している。中国製品に対する信頼度は、ここ数ヶ月間で5ポイントから6ポイント低下した」とEdelmanは話した。

「今回の結果は国営企業や民間企業を問わず、中国の企業が大きな危機に直面していることを示している。彼らはこの事態を重く受け止め、ガバナンスを向上させ、適切な報告を行う必要がある」

中国企業はとりわけ先進国で、透明性の欠如や環境に対する意識の低さ、従業員の待遇の低さなどを理由に、マイナスのイメージを持たれているとEdelmanは述べた。

彼によると「中国人のCEOに対する信頼度は、世界の他の国のCEOとの比較で最も低い」とのことで、中国人CEOを信頼すると回答した人は、わずか19%だったという。Edelmanによると、中国は他の国よりも、イノベーションや利益、雇用の創出を優先する傾向があるという。

Edelmanがこの発言を行ったのは年に1度ニューヨークで開催される、「Committee of 100(百人会)」会議でのことだ。この会議には米国在住の中国系アメリカ人も参加し、米中の緊密な関係の促進を目的としている。

500人の参加が予想されたこの会議の登壇者リストには、台湾TSMC創始者でビリオネアのモリス・チャンや、SAPのCEOのビル・マクダーモット、中国の動画サービスのiQiyi(愛奇藝)CEOのYu Gongらの名前が並んでいた。

編集=上田裕資

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