ネットを介して知り合う人に「好印象」を残す方法

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こんなのは序の口で、例えば僕が前田祐二さん(SHOWROOM代表取締役社長)と知り合いたいとするなら、まず彼のツイッターアカウントをチェックし、彼がフォローしているアカウントを全てフォローしたサブアカウントを作ります。すると普段前田さんが見ているツイッターの光景を自分も見ることができ、さらにどんなポストに反応するのかをつかむことができます。
 
このツイッターを2カ月も追っていると、次第に前田さんの好みのツボがわかってくるのです。そして、今度は前田さんのツイートに対して、思わず彼がリツイートしたくなるようなツイートをしたり、コメントをしたりして、少しずつ興味を持ってもらい、距離感を詰めていくのです。

すると、実際に会える機会が巡ってきたとき、「前田さん、ネットで見てました、好きです」ではなくて、「前田さんって、いまこんなことに興味をお持ちですよね。規模は小さいのですが、僕はいまその分野で、こんなプロジェクトをしているんです」などと、相手に対して解像度の高い好意の伝え方や、コミュニケーションができるようになります。
 
……書いていて、我ながら「ねちっこいなあ」とも思うのですが(笑)、ここまでやらずとも、ネットを駆使して相手のことを知ることが、会う時の自信になると思います。

もし、あなたに会いたい人がいて、だけど自分に自信がないのなら、まずは相手をよく知ることから始めてみてはいかがでしょうか。相手を知ることの解像度が高ければ高いほど、知り合ったとき、思わず弾むような会話ができたりするのだと思います。そしてその積み重ねが、誰とでも楽しく話せる自信を作るのだと思います。

次回は、より簡単にできるネットハックをご紹介します。

連載 : 働き方革命最前線─ポストAI時代のワークスタイル
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文=尾原和啓

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