フォーブス ジャパン編集部 エディター

キッズ用プロフィールの画面

ネットフリックスの多様なコンテンツ群の中でも、ストリーミング初期から試行錯誤が続くのは子どもも安心して観られる「ファミリー向け」コンテンツだ。例えば、こんなデータがある。

意外に感じられるかもしれないが、ネットフリックスに契約するメンバーの6割が、ファミリー向けのコンテンツを視聴しているという。初のオリジナル作品を公開する前の2011年に子ども・家族向けの作品専用カテゴリー「Just for Kids」をローンチ。

その2年後、2013年より、子ども向けのオリジナル作品を配信するなど、意欲的に子ども・家族向けのカテゴリーを強化してきたネットフリックス。

同社が考える子ども・家族向け作品の意義、そして閲覧制限の取り組みの裏側はどうなっているのか──2019年3月18日、19日の2日間にわたってロサンゼルスオフィスで開催されたネットフリックスのプレスツアー「Netflix Labs Day 2019」のセッション“Netflix Kids & Family”の内容をお届けする。

同セッションにはキッズ・アンド・ファミリーVPのメリッサ・コブ、 TVプロダクト・イノベーション ディレクターのキャメロン・ジョンソンが登壇した。



ネットフリックスがファミリーに優しいコンテンツに投資し続けるワケ

『ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!』や『トゥルーと虹の王国:ニューイヤーズ・イブ・カウントダウン』、『トロールハンターズ:アルカディア物語』など、これまでにネットフリックスは数多くの子ども・家族向けの作品を制作し、公開している。

なぜ、ネットフリックスは子ども・家族向けのコンテンツにも注力し、投資をし続けるのか。毎月6割の有料メンバーが同カテゴリーの作品を視聴していることも、ひとつの要因として挙げられるが、ここにも「多様性の重視」が関係している。メリッサ・コブは、狙いをこう説明する。


キッズ・アンド・ファミリーVPのメリッサ・コブ

「ネットフリックスは190カ国以上、1億3900万人が契約するグローバルなプラットフォームです。それぞれの家族で好みも異なるでしょうし、子どもの年齢も異なる。また、文化的背景も違うでしょう。私たちは他のオリジナル作品と同じように、あらゆる家族、子どもたちが好みに合った作品を選択でき、視聴できるようにすべきです。だからこそ、投資を行いますし、世界中からクリエイターを探してきます」(メリッサ)

あらゆる年齢層に対して、最高な視聴体験を提供する──それがネットフリックスが掲げる使命だ。その使命を実現するために、世界各国で素晴らしいストーリーをつくり、視聴者を楽しませることもそうだが、キッズ・ファミリー層には子どもたちを大人向けの映画やドラマから守ることが、安心してNetflixを使い続ける重要な要素となる。

文=新國翔太

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