ビジネス

2019.04.05

職場の友人関係、本当に価値がある?

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職場での友人関係を大切にすることは、日々の仕事を充実させるだけでなく、キャリアアップにも役立つ可能性がある。

リンクトインのアンケート調査によれば、社会人のほとんど(95%)が、同僚と友人になるのは良いことだと答えている。その理由としては、仲間意識が生まれ孤独を感じないこと(75%)や、問題発生時に支援を得られること(58%)、互いに学び合う機会を得られること(67%)、ストレスレベルの相互理解(67%)が挙げられている。

現在の職場は、無料で利用できる人的ネットワークとなる。

まずは同僚から

現在の同僚は、最高の盟友となり得る。同僚とは毎日顔を合わせるため、理解し合うために特別なミーティングを持つ必要もない。同僚とは毎日接触し、手伝いを申し出たり、仕事について質問したり、業界に関する意見を聞いたりしよう。

さらに、自分のリンクトインのネットワークや個人的なソーシャルメディアグループに招待して、今話題のニュースを共有したり、深い会話を交わしたりもできる。

相手が問題を抱えている時は、協力できる方法を考えよう。あなたの知り合いの中に、問題を解決できる専門知識を持った人がいるかもしれない。

フレンドリーな態度で、純粋な興味を示し、質問を投げかけ、相手の役に立とうとする。そして最も重要なのは、これら全てを意図的に行うこと。職場での人間関係構築に当たっては、公私の線引きが難しくなるかもしれないが、デメリットよりもメリットの方が大きいことが調査結果で示されている。

アンケートの対象となった人の61%が、キャリアを通じて役に立ったコネクションを築けた経験を持っていた。また、70%以上の人がコネのある企業に就職しており、職場の友人関係を維持することで、求人市場での競争力は高まる可能性がある。仕事上でのコミュニティーは、職探しの際に最も価値あるリソースになるため、出会う人たち全てにオープンに接することが重要だ。

編集=遠藤宗生

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