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米食品医薬品局(FDA)は、米国の電子タバコの使用者がけいれんの発作を起こしたとの報告を受けて、調査に入ったことを明らかにした。

FDAは4月3日、35件の電子タバコ吸引に絡むけいれん症状の報告を、2010年以降に受けたとアナウンスした。症状を起こした人の多くは10代や若い成人たちだったという。

FDAのスコット・ゴットリーブ長官と、アミー・アバネシー副長官らは声明で「電子タバコの利用人口に対して、35件という報告件数はわずかなものではあるが、我々はこの問題に懸念を抱いている」と述べた。

ゴットリーブ長官はこれまで電子タバコの規制強化を訴えてきたが、4月5日に現職を離れる予定だ。彼は人々に向け、FDAのポータルサイトに関連情報を寄せるよう求めた。

症状を起こした人々の中には、電子タバコの日常的使用者や、初めて使用した人がいた。また、即座に発症した事例もあれば、翌日けいれんが起きた例もあった。ドラッグを併用していた事例や、過去にけいれんの発症歴がある人も居た。

USA TodayやCNBC等のメデイアは、高濃度のニコチンリキッドが発作の原因となった可能性を指摘した。ニコチンの摂取が発汗や吐き気、めまいやけいれんなどの症状につながることは、以前から知られており、ニコチンリキッドを飲み込んだ場合はさらに重篤な事態につながる。

吸引した物質にタバコ以外の物質が含まれていた可能性や、他の健康問題が絡んでいたことも考えられる。しかし、原因が何であれ、FDAはそれを解明したい意向だ。ゴットリーブ長官らはこう述べている。

「電子タバコとけいれんの症状との間の、直接的な関連を示すデータは、現時点では示されていない。我々は健康に関わる問題を管理する機関としての責務を果たすため、今回の情報を公開した。FDAは当局が管理下に置くプロダクトの潜在的リスクを開示し、科学的な調査を進めていく」

編集=上田裕資

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