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ストレスが米国の従業員にとって大きな懸念事項であることを示す調査が、ここ数十年で複数発表されてきた。米保険会社コロニアル・ライフ(Colonial Life)の新調査によると、20%以上の労働者は勤務時間中、ストレスの要因や心配事について週5時間以上考えている。それに加え、ストレスにより仕事の時間を週1~5時間無駄にしていると答えた労働者は50%に上った。

従業員が長期にわたりストレスを感じると、プライベートでも仕事でも代償が生じる。ストレスを抱える従業員はなかなか集中できないと感じ、生産性を維持できず燃え尽きてしまいことが多い。そのためストレス管理を怠ると、職場に悲惨な結果がもたらされるかもしれない。

職場でのストレス対処法にはさまざまなものがある。これまでよく採用されてきたものは、休暇日数の増加やフレックスタイム制、前向きな職場環境の構築などだ。こうした対策は全て、職場でのストレス改善に効果的かもしれない。従業員のストレスを緩和する4つの方法は次の通りだ。

1. マッサージを提供する

職場でのマッサージは、平日に蓄積されるストレスや不安と闘う効果的な方法だ。チェアマッサージ(座ったままで行う短めのマッサージ)により、ストレスや不安の軽減、全体的な気分の改善、エネルギー向上などの効果が見込める。またマッサージを提供することで、従業員を大切にしていることを示すことができ、チームワークや信頼、忠誠心などが醸成され、会社側にもメリットがある。

マッサージは現在、ますます楽に入手できるようになっている。オンデマンドマッサージのサービスを提供するジール(Zeel)を使えば、ワンクリックでチェアマッサージを注文できる。同社のサマー・ハマデー最高経営責任者(CEO)は「当社では、顧客が自分で予約できるツールを導入したばかり。これを使えば、企業の本部やオフィスに数時間で療法士を派遣できる」と語った。

2. マインドフルネスを推進する

マインドフルネスを定期的に実践することで、感情を制御し、ストレスに対しレジリエンス(回復力)を持つよう脳を変化させ、ストレスのバイオマーカー(体の状態を客観的に測定・評価するための指標)を改善できることが研究から示されている。多くの雇用主が現在、マインドフルネスプログラムを提供しているのも意外ではない。

人気の企業向け瞑想(めいそう)アプリの一つは、ヘッドスペース(Headspace)だ。ヘッドスペースは、心の訓練を支援するアプリで、従業員は瞑想を通して脳の各分野を強化し、脳の持つ良い特徴をさらに高めるよう調整することができる。これによりストレスが減り、睡眠の質や集中力、対人関係が向上する。ヘッドスペースの調査からは、アプリを使用して4週間で集中力が14%向上、30日でストレスが32%減少など、顕著な成果が示されている。

翻訳・編集=出田静

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