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2. 仕事ぶりが十分に評価されていない

成果を出した人は認められるべきだ。部下が期待をはるかに超える働きを見せた場合、そのことを認めて、褒める必要がある。経営者の集まる会議や同僚の前で褒めることができればさらに良い。たとえ課題に挑戦し失敗した人がいたとしても、管理職は思いやりを持ち、その努力を認めるべきだ。

懸命な努力が無視されたり評価されなかったりすれば、人はやる気を失い、誰も自分の努力に気づいたり気にかけたりしていないのだから努力をする価値がないと感じるようになる。やる気のない人は情熱や向上心が持てず、一日をぼんやりと過ごすようになる。そのうち、多くのミスをする、早々と退勤する、長い休憩を取る、遅刻する、同僚とうわさ話に興じる、ネガティブな態度を取るなどの行動が見られるようになり、最終的に周囲から関心を払ってもらえないことに不満を持ち退職する。

かつて優秀な社員だった人がお荷物となり、必要最低限の仕事しかこなさず、周囲にも悪影響を及ぼす。そして管理職のあなたは、また新たな人材を探さなければならなくなる。

この状況を避けるのはそれほど難しいことではなく、普通のやさしさと基本的な人間性を見せるだけでよい。誕生日を祝ったり、子どもについて尋ねたり、配偶者の名前を覚えておき、その近況を尋ねたり、チーム全体を昼食に誘ったり、良いことがあったときにはピザをオーダーしたり、小さな成功にも一緒に喜びを示したり、一対一で話す時間を取って仕事に満足して打ち込めているかを確認したり、いつでも管理職と話せるようにして、妥当で建設的な批判に耳を傾けたりといったことができる。

3. 会社での未来が想像できない

仕事では苦しい時期もあるかもしれないが、自分が正しい方向に向かっていると思えれば、熱心に取り組める。仕事の今後の展望や、昇進・昇給を得る方法について伝えられれば、従業員のやる気は大きく高まる。

キャリアの方向性が分からないと、従業員は自分がしているのは無駄な努力で、未来はないと思うようになる。そこに明確なキャリアパスを示す別の企業が現れれば、従業員は転職してしまう。

会社や部署が向かう方向性について、あなたの考えを共有することが重要だ。それから、従業員がどのようにして目標を達成し、次のレベルに進めるかを説明しなければならない。昇進の保証はできないかもしれないが、少なくとも成功し前進するためには何をすべきかを示すことはできる。従業員が会社の理念の一部を担っていると感じ、トンネルの先に光を見て、努力すれば成功すると理解すれば、退職することはない。

会社にとって最も価値のある資産は、毎日エレベーターを下りて退勤していく従業員だ。社員が二度と戻って来ない事態を避けるには、きちんとした報酬を与え、感謝や評価の気持ちを示し、成長やわくわくするような新しいチャレンジを経験できる機会に満ちた未来を与えることだ。

編集=遠藤宗生

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