2. 自分が他人からどう紹介されているかを考える
自営業者の多くは、自分にはパーソナルブランドを構築するに足る見栄えの良い経歴がないと思い、始める前に大学で別の学位を取得しなければといった不安に駆られてしまう。だがジョンソンいわく、「それは考えすぎ」だという。「人というものは、自分が他人から否定的な目で見られ、うわさされ、実際よりも多くのことを知られているのだと思い込む傾向にある」
この状態から脱するには、仕事に関わっている人があなたを誰かに紹介するとき、ほぼ必ず言及する2~3点のことに注目することをジョンソンは進める。するとすぐに、自分の専門分野を基盤としたパーソナルブランドを構築できる領域が見えてくるだろう。
自分のパーソナルブランドとは、自分が取り組みたいプロジェクトに必要な資質を備えていることを周囲に知らせる方法のひとつだ。そのことを心に留めておけば、「それを得るためにはいろいろなものを多く完了させなければならないという気持ちの壁を克服できる」とジョンソンは言う。
3. 自分がリソースになる
多くの人がそうであるように、自分のアイデアや意見をアピールするのは気が引けると思っているなら、思想リーダーシップに関する記事や自分のターゲットオーディエンスに関連するコンテンツのキュレーターとなれば良い。ジョンソンによると、その良い例が、Moz(モズ)が運営するニュースレターだ。このニュースレターは、検索エンジンのオプティマイズに関する優良記事を毎週配信している。「自分で何時間もかけて記事を執筆する必要はない」とジョンソンは語る。
どのトピックを取り上げればいいかわからない? それなら、「お金」に関することを取り上げればよいと、ジョンソンは助言する。例えば、美術の学位を取得するのに年間5万ドルかかることが分かっていれば、もっと安い金額で美術の学位を取得する方法をシェアしよう。
4. 自分のオーディエンスのいる場所に行く
自分のパーソナルブランドが明確になると、次に陥ってしまいがちなのが、世に存在するさまざまなソーシャルメディアに圧倒され、常に複数のサイトに投稿しなければならないと感じることだ。そうなると、事業運営の妨げとなる。
「あらゆる場所ではなく、自分に最も合った場を選ぶこと。自分のしていることが皆に気づいてもらえる」とジョンソンは助言する。自分がシェアしたものがフォロワーの目に留まり始めれば、そこから驚くほど多くのチャンスが訪れるかもしれない。