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世界全体のラグジュアリー市場は1兆ドル(約110兆6700億円)と推定されており、そのうちの30%を中国が占めている。従って、中国の消費が停滞すれば、その影響は相当なものになるだろう。だからこそ、プラダの業績と株価下落は由々しき事態だ。今回の株価急落で、プラダ株の過去12カ月の下落率は38%となった。

CMBインターナショナル・セキュリティーズのアナリスト、ウォルター・ウーは、中国での売上減速を受けて同社は利益予測を下げ、プラダの格付けを下げていたが、プラダの利益が予想に届かなかったという知らせはそれでも驚きだったと話す。

「2018年第4四半期の中国市場は低迷していた。その後の2019年最初の2カ月でも、売上はさほど回復していない」とウーは述べる。「2019年におけるプラダの業績回復は、他のブランドよりも遅くなるだろうという予想は変わらない。中国で製品デザインを向上させて小売事業を改善するには時間がかかるからだ」

ひとつ確かなことは、今回の株価急落でプラダの時価総額が10億ドル(約1107億円)近くも減ったことにより、他のラグジュアリーブランドは中国市場と中国政府の動きにますます警戒するようになるということだ。高級ハンドバックが消費者の手に渡るまでは、もう少し待つ必要がありそうだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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