フォーブス ジャパン編集部 エディター


担当者たちが明かす、想像を超えた「ヒット作」とは?

2018年1月にオリジナルアニメ『DEVILMAN crybaby』を公開以降、『B: The Beginning』や『バキ』など数多くのオリジナルアニメを公開しているネットフリックス。これまで公開した作品の中で「想像以上にヒットした作品」について聞かれると、沖浦は2つの作品を挙げた。その2つの作品とは前述した『B: The Beginning』と『アグレッシブ烈子』だ。

『B: The Beginning』は映画『キル・ビル』のアニメパートなどを手がけた中澤一登さんが監督を務めた作品。シーズン1公開から3カ月で、シーズン2の制作を発表した。

「IPを活用せず、ゼロから創り上げる作品だったので、我々にとっても挑戦の意味合いが強い作品で。必ずヒットするという確信が持てずにいたのですが、公開してみたら、想像以上に視聴されていて、すごく驚きました。それと同時に、この作品をプロダクションI.Gと一緒に創って良かったな、と思いました」(沖浦)

一方の『アグレッシブ烈子』は、会社員をテーマにした新キャラクターの人気投票企画「サンリオキャラリーマン総選挙」から誕生したキャラクター・アグレッシブ烈子を主人公にした物語。もともと、TBS「王様のブランチ」内で各話1分のショートアニメとして放送されていたが、2018年4月に各話15分に拡大されたストーリー(シーズン1)がネットフリックスで公開されている。シーズン2の制作も発表された。



「最初、アグレッシブ烈子をアメリカのマーケティング担当の同僚に見せたら、『すごく興味深い作品だ』と言ってくれたんです。また、丸の内の一流商社に勤務する25歳独身の主人公が、上司や同僚に振り回されながらも働き、時にカラオケでシャウトしてストレスを発散する。このコンセプトに各国の担当者たちが共感してくれていたので、これは世界的にウケるのではないか。そう思い、1話15分の短編アニメーションにリニューアルし、公開することにしました」(沖浦)

公開後は世界中で大ヒット。登壇者のひとり、シンディも「アグレッシブ烈子はわたしのお気に入りのキャラクターのひとつです」と語ったほどで、海外での人気も根強い。

沖浦に続いて、ベラが挙げた作品は“Spark Joy”のワードで一躍、時の人となった“こんまり”の番組『KonMari〜人生がときめく片づけの魔法~』だった。

「彼女は番組内で日本語しか話さないにもかかわらず、国境、言語の壁を越えて世界中でヒットしたのは驚きでした。片づけの問題に頭を悩まさている人は、世界中にいるんだな、と思い知らされましたね」(ベラ)


現在、シーズン3が公開されているリアリティ番組「クィア・アイ」も、ベラ・バジャリアが担当した作品のひとつ。

また、オリジナル映画を担当するスコットはアカデミー賞で主要3部門を受賞した『ROMA/ローマ』と、配信後4週間で全世界8000万世帯が視聴するなど大ヒットを記録した『バード・ボックス』の2つを挙げた。

文=新國 翔大 写真=ネットフリックス提供

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