フォーブス ジャパン編集部 エディター

シンディ・ホランド、沖浦泰斗、ベラ・バジャリア、スコット・スチューバーらが登壇したセッション

英語を母国語とする人たちの割合は全世界でわずか5%しかいない。だからこそ、世界中で多様性のある素晴らしいコンテンツを制作し、それをメンバーに届けていく──この思想のもと、ネットフリックスは世界各国でオリジナルコンテンツの制作に注力している。

ここ数年で、その勢いは加速。サンドラ・ブロック主演のオリジナル映画「バード・ボックス」が公開されたり、“こんまり”こと近藤麻理恵が主演のUnscripted(アンスクリプテッド:脚本の無いバラエティ)番組「KonMari〜人生がときめく片づけの魔法~」があったり。さらにはメンバーがストーリー展開を選べるインタラクティブ作品が公開されるなど、ラインナップは多岐にわたる。

コンテンツ制作の現場を統括するエグゼクティブたちは、どんな考えのもと、コンテンツの制作を行なっているのか。オリジナルコンテンツVPを務めるシンディ・ホランド、コンテンツ・アクイジション(アニメ)ディレクターを務める沖浦泰斗、インターナショナル・オリジナルVPを務めるベラ・バジャリア、オリジナル・フィルムVPを務めるスコット・スチューバーの4名が登壇したセッションの模様をお届けする。

「柔軟性と自由」こそがネットフリックスの強み

ベラ・バジャリアとスコット・スチューバーはネットフリックスに入社する前は、いわゆる従来のテレビ会社と映画スタジオで働いた経験を持っている。一般的なテレビ放送、映画スタジオとネットフリックスの両方で働いた2人は“コンテンツ制作”において、どのような違いを感じているのか。ベラはCBSやユニバーサルで働いていた経験をもとに、違いをこう語った。

「たくさんの違いがあります。ネットフリックスに入社して特に面白いと感じるのは、“柔軟性と自由”を重視しているということです。エピソードの長さも42分と決まっておらず、エピソードの数も決まりがない。メンバーにストーリーの素晴らしさを伝えるためなら、柔軟性を持って自由にクリエイティビティを追求できます」(ベラ)

ネットフリックスが登場する以前の海外ドラマは1話が42分で、1シーズンは12話で構成されるのが一般的だったが、その常識をネットフリックスが覆した。30分のエピソードがあったり、1時間のエピソードがあったり。1シーズンのエピソード数もタイトルによって、それぞれ異なっている。そのことについて、オリジナルコンテンツVPのシンディ・ホランドは『ラブ、デス&ロボット』を例に挙げる。

「『ラブ、デス&ロボット』はエピソードの長さに捉われず制作したタイトルのひとつです。クリエイターが希望するエピソードの長さ、異なるジャンルのアニメーション、異なるストーリーテリングのスタイルを自由に試した作品になります」(シンディ)


ネットフリックスLAオフィス内にあるサンセット・ブロンソンスタジオのサウンドステージ

文=新國 翔大 写真=ネットフリックス提供

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