米ドラッグストア大手らが注目、大麻オイルCBDの巨大な需要

ウォルグリーン (Joe Raedle/ by Getty Images)

米国の小売業界では、大麻から抽出されるCBDオイルを用いた製品の販売が拡大している。CBDには抗不安作用やリラックス効果、痛みを抑える作用などがあるとされる。

先日はドラッグストア大手のCVSが、一部の店舗でCBD製品の販売を開始するとアナウンスした。競合のウォルグリーンもこの流れに追随し、より大規模にCBDプロダクトの取り扱いを開始すると発表した。

3月27日のCNBCの報道によると、ウォルグリーンは全米9州の約1500店舗で、CBDを含有する皮膚クリームや湿布、スプレーなどの販売を開始するという。

「消費者の高まる需要に応えるために、健康やウェルビーイング関連の製品ラインを拡充し、当社の顧客にベストな選択肢を与えていきたい」と、ウォルグリーンの広報担当のBrian FaithはCNBCの取材に語った。

CVSは先週、800店舗以上でCBD製品の販売を開始すると発表し、同社の株価は上昇した。CVSは米国とカナダで上場する大麻関連企業、Curaleafとパートナーシップを結び、CBDプロダクトを販売する計画だ。

ウォルグリーンが取り扱うCBD製品の名称は明かされていないが、同社は今後、オレゴンやコロラド、ケンタッキー、ニューメキシコ、テネシー、バーモント、サウスキャロライナ、インディアナ、イリノイの店舗で販売を開始するという。

編集=Forbes JAPAN 編集部

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