I write about trends on and beyond the runway.


また、一般的で自然な現象であるはずの生理にまつわる文化的な固定観念も、悪影響を与えている。

「生理は隠すべきものだとされている。女性は誰しもがバッグからタンポンをさっと取り出し、隠しながらトイレに行ったことがある。これはなぜでしょう?」とニザロバ。

「再使用できる製品を使うと、立ち止まって『そう、私は生理中だ』と認めることが強いられる。また、カップが“不衛生”と思われることについては、『経血を空気に触れないまま放置していることがどれほど衛生的か』と考えれば分かるはず。これこそが、通常の生理用ナプキンやタンポンを使ったときに起きていること」(ニザロバ)

生理用カップに切り替えるのには勇気が要ると考える女性には、生理パンツがぴったりかもしれない。ニューヨークを拠点とするシンクス(Thinx)は、生理中に通常の下着の代わりに使うことができる「世界初の生理耐性下着」を開発した。

ムーンカップと同様、生理パンツは非常に経済的だ。シンクスのマリア・モーランド最高経営責任者(CEO)は「平均的な女性は女性用衛生製品に年230ポンド(約3万4000円)を費やす。これはシンクスのパンツ8枚分に相当する」と語る。「当社の下着は最長2年間持ち、いつでも履けることを考えれば、コスト対効果の高い選択肢だ」

市場では現在、持続可能性に配慮したさまざまな生理用代替製品が容易に手に入るようになった。女性は利便性を捨て、意識的な消費を心掛けるべきだ。生理からプラスチックを排除するときが来たのだ。

編集=遠藤宗生

デルレゴ

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