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他の小売企業の取り組みは?

小売企業にとって、プラスチック包装材の使用をやめるきっかけになるのが圧力だ。その圧力は、消費者と競合企業の両方からもたらされる、とソルター。

消費者がプラスチックごみ問題に強い思い入れを持っていることを企業側に示すことができれば、小売業者の包装に対するアプローチを変えることができる。消費者が変化を求めていることはこれまで、再使用可能なカップやバッグの使用、「ブループラネット」などのドキュメンタリー番組への高い関心、プラスチックストローの使用を拒否する動きなどから示されてきた。

一つの小売企業が消費者からの需要に応えれば、あとは競合企業への圧力が高まり、市場の動きに乗らなければビジネスが損なわれる地点に達してバランスが反転するのを待つだけだ。環境保護活動家らは、こうして小売業界におけるプラスチックの使用が削減・排除されることを期待している。

プラスチック包装材を排除できる他の小売分野は?

ラッシュのネーキッド店舗は、化粧品カテゴリーでプラスチックフリー販売が可能なことを示す素晴らしい例だ。しかし他カテゴリーではどうだろう?

プラスチック依存の解消を切実に必要としているカテゴリーには、他に食品・食料品業界がある。「スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは、多くの食べ物がプラスチック容器に入っている。包装材なしで買えるものはほとんどない」とソルター。

英国のスーパーマーケットはプラスチックのボトルをリサイクルし、プラスチック製レジ袋を排除する活動に取り組んでいる。しかし、プラスチック包装材に代わる解決策を提供するにはそれ以上の努力が必要だ。

小売企業が注目すべき例に、廃棄ゼロを目指す買い物サイトのループ(Loop)がある。同社はユニリーバやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ネスレなどの日用消費財大手と提携し、生活必需品を環境に優しい再使用可能な容器に詰めている。消費者は、使い終わったら何度でも容器をメーカーに送り返し、詰め替えることができる。

小売企業がプラスチック包装材をやめるのはいつ?

プラスチックを使わない包装の選択肢が増え、消費者からの圧力も増すにつれ、小売企業が対策を取らない言い訳はなくなる。ほとんどの小売企業はここ2年ほどで、環境への影響を緩和するため意識的な努力をしてきた。

しかし、すぐに大きな変化が実現することを期待してはいけない。ラッシュのプラスチック容器不使用店舗は、一般大衆向け店舗からいかにプラスチックを排除するかを示す先進的な例だが、同社はこれが持続可能性を追求するための数十年にわたる取り組みの一環だと述べている。

翻訳・編集=出田静

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