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英化粧品メーカーのラッシュは先日、マンチェスターに英国初となるプラスチック容器を使わない店舗「ネーキッド(Naked)」をオープンさせた。同店舗ではラッシュのヘアケア商品、バスボム、シャワージェル、スキンケア商品などを、プラスチック容器を伴わない状態で購入することができる。

ラッシュは、環境を損なうことなく消費者に商品を提供する方法を模索中だ。プラスチック容器を使わない店舗は、イタリア・ミラノやドイツ・ベルリンに続く3店目となる。

ラッシュが販売する商品は既に、動物性の原材料を使わない100%ベジタリアンだ。また同社は、動物実験に反対の立場を取っている。プラスチックの包装材を使わない店舗を作ることで、同社の倫理的な企業としての評価はさらに高まることになる。

消費者がプラスチックごみ問題への取り組みに関心を寄せる中、他の小売企業はラッシュの例に続くのだろうか?

ラッシュの「プラスチックフリー」店舗の重要性

プラスチック包装材を使用しない店はほとんど存在しない。意識の高い消費者は、自分の地域にプラスチック包装材を使わない独立経営店を運良く見つけない限り、ネットショッピング以外に選択肢はない。

とはいえ、プラスチックを使わない買い物に需要がないわけではない。環境保護団体のア・プラスチック・プラネット(A Plastic Planet)の委託した調査によると、英国の成人10人中9人は、スーパーマーケットにプラスチック包装材不使用のコーナーができることを望んでいた。

英データ分析企業のグローバルデータ(GlobalData)小売部門でアソシエートアナリストを務めるエミリー・ソルターは「ラッシュはこの分野に需要があることを認識している。同社は、大衆向け小売企業として初めてその需要に応えた」と述べた。

ただ、化粧品小売業界はプラスチックフリー店舗のアイデアに顧客から賛同が集まりやすい業界であることをソルターは認めている。

「ラッシュはこれまでずっと、強い倫理観を持つ企業として知られていた」とソルター。「同社には、取り組みを始めるための強固な基盤がある。プラスチックを排除する取り組みは、同社の顧客の多くがどちらにしろ興味を持つことだろう」

ただ他の大衆向け小売企業の顧客層は、プラスチック排除の動きに加わり消費の方法を変革するほどプラスチックごみ問題を意識していないかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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