Forbes BrandVoice!! とは BrandVoiceは、企業や団体のコンテンツマーケティングを行うForbes JAPANの企画広告です。

2019.03.21

胎動する日本のラグジュアリー文化 ~安田造船所グループの挑戦【第1回】AZIMUT 欧州のマリンカルチャーに学ぶべきこと

世界中の富裕層が訪れる“日本流のラグジュアリー文化”を作る。そんな壮大な夢を抱くのが、安田造船所グループのCEO、野澤隆之だ。

ヨットや自動車、家具など世界各国のラグジュアリーブランドを日本で展開するだけでなく、海際のリゾート開発を進めることで、多角的にラグジュアリーなライフスタイルを提案する彼のビジョンを、各ブランドのキーマンと共に紐解いていきたい。



(左より)安田造船所代表取締役CEOの野澤隆之、「アジムット」ブランドマネージャーのフェデリコ・ランテロ、アジア圏営業マネージャーのフィリッポ・トマソーニ


日本は四方を海に囲まれており、全国各地に美しい海岸線がある。海への親しみは深いはずなのだが、ラグジュアリーヨットの文化があるとは言い難い。

そんな現状を変化させるために、イタリアのラグジュアリーヨット「アジムット」と共に海を優雅に楽しむ文化を醸成しようと計画している。

安田造船所グループが輸入販売しているイタリアの「AZIMUT(アジムット)」は、今年で創業50周年迎えた世界最大級のプレジャーボート会社である。

「アジムットの創業は1969年。当時大学生だったパオロ・ビッテッリが始めた、セイリングボートのチャーター業が始まりです。その後10~15フィート(約3~5m)の小型艇をラグジュアリーに仕上げるという手法で大きな話題となり、徐々にビジネス規模を拡大。現在では“メガヨットのタイクーン(大君)”と呼ばれています」と語るのは、アジムットのブランドマネージャーを務めるフェデリコ・ランテロだ。


アジムットのブランドマネージャーを務めるフェデリコ・ランテロ。20年のキャリアがあり、製品開発や戦略的市場分析などを担当。

「それは我々が単なるヨットを作っているのではなく、”デザイン”を強く意識しているから。常に才能あるデザイナーと組んでおり、その中にはボード業界以外で活躍している人もいます。そもそもアジムットのヨットに興味を持つ顧客は40~60代の起業家が多い。インテリアや家具に対する造詣が深いので、ヨットにもホテルやレジデンスのような格がなければいけない。彼らはラグジュアリーヨットで世界中を旅するグローブトロッタ―ですから、それに見合った洗練された空間を提供するのです」。その結果、アジムットのヨットは権威あるボート雑誌のランキングで、19年連続で1位を獲得している。


アジムットの最新モデル「S7」は、全長70.1フィート(約21m)。キャビンは4つで、最大で8名の客と2名のクルーが乗船できる。価格は約4億5000万円〜。(提供写真)


ゆったりと過ごせる「サロン」は、上質なレザー製ソファが配置される。窓も大きく、美しい海を眺めながらくつろげる。(提供写真)

安田造船所グループでは、2013年からアジムットを取り扱っている。

「日本におけるラグジュアリーヨットの市場は、これから成長するでしょう。というのも日本の場合は、スポーツフィッシングを楽しむアメリカ製プレジャーヨットが多い。ラグジュアリーヨットで港を巡り、誰にも邪魔されずに贅沢な時間を過ごすという欧州のヨット文化が浸透すれば、さらに市場は拡大するでしょう。現在扱っているヨットの平均サイズは60フィート(約18m)ですが、今後は100フィート(約30m)のメガヨットが主流になるはずです」アジア圏の営業マネージャーであるフィリッポ・トマソーニも、日本市場のポテンシャルの高さを認めている。


アジア圏の営業マネージャーを務めるフィリッポ・トマソーニ。


「オーナーズキャビン」は、曲面を生かしたデザインを取り入れた。もちろん専用のトイレやシャワー室も完備する。(提供写真)


もちろんキッチンも完備。新鮮な海の幸を調理し、デッキでいただく。それだけでも至福の喜びだ。(提供写真)

今回の取材は、横浜ベイサイドマリーナで開催された「Japan International Boat Show 2019」で行った。アジムットは4艇のラグジュアリーヨットを展示したが、その最新モデルとなる「アジムット S7」は、まさにラグジュアリーなメガヨットであり、流線形を描く船体の美しさと豪華な内装、そして居心地の良いキャビンなど、全てが桁外れのスケールだ。しかしこういったヨットを実際に楽しむためには、やはりインフラ整備も必要になる。メガヨットが停泊できるマリーナや、豪華な施設が併設されていなければ、目の肥えた富裕層を惹き付けることができない。それこそが、安田造船所グループの狙いである。

「我々は単なるディーラーではなく、アジムットのブランドアイデンティティを日本に知らせたい。地中海にはポルトフィノやカプリ島のような風光明媚な港がたくさんあり、豪華なマリンリゾートが備わっています。こういったインフラが整っていなければ、ラグジュアリーヨットの文化を醸成することはできません。だから私は日本にも、ポルトフィーノやカプリ島のようなラグジュアリーヨットの目的地を作りたい。そしてさまざまなSprinkle of Luxury(ラグジュアリーのふりかけ)の実践が、私の仕事です。さらに今後は入国手続きなど、行政と組んで環境を整えることも大切になるでしょう。世界中の富裕層が日本に来たくなるような、受け皿を作りたいのです」。


(株)安田造船所 代表取締役CEOである野澤隆之は、不動産ビジネスや企業再生プロジェクトに従事し、その後、ヴィンテージカーやイタリアの最高級家具の販売、マリンリゾート開発などを手掛ける。ラグジュアリーなライフフタイルを愛し、そして自らが実践している。

“ラグジュアリー文化を広げる”というのは、高額商品を売ることではない。同時に楽しみ方を伝え、楽しむ場所を整えることで、徐々に文化を浸透させていくのだ。この一過性ではない先を見据えた戦略こそが、安田造船所グループの強みとなっている。

AZIMUT Japan(株式会社安田造船所)

☎︎03-3790-2230 
HP https://www.yasuda-shipyard.com/
Facebook https://www.facebook.com/yasuda.shipyard.fun/

#1 本記事|胎動する日本のラグジュアリー文化 ~安田造船所グループの挑戦【第1回】AZIMUT 欧州のマリンカルチャーに学ぶべきこと
#2 公開中|胎動する日本のラグジュアリー文化 ~安田造船所グループの挑戦【第2回】Dallara Stradale 文化と情熱を共有する
#3 公開中|胎動する日本のラグジュアリー文化 ~安田造船所グループの挑戦【第3回】B&B Italia ラグジュアリーのスイッチを入れる

Promoted by 安田造船所グループ 文=篠田哲生 写真=江藤義典

タグ:

ForbesBrandVoice