ファンエコノミー時代の「ドリーム・シェアリング・サービス」を掲げ、ブロックチェーン技術を活用し、夢をシェアする次世代のSNSを目指す。
フィナンシェでは、夢を実現したい個人が「ヒーローカード」(個人トークン)を発行し、ファンがそれらを購入して応援することができる。ファンの中には、起業家やエンジェル投資家などを「ヒューマンキャピタリスト」として迎え、國光自身やForbes JAPAN編集長の高野真など約20人が名を連ねる。スタートアップが資金調達をするように、個人でも出資者やサポートしてくれる人をSNS上で簡単に募れるようになるのだ。
円決済ができるシステムで、ヒーローカードの移動をブロックチェーン上に記録し、信用性の高いデータベースとする。初期から応援するファンのためには、「一緒に食事を行く権利」や「オリジナルソングを作る」など、何らかのリワードを用意するなど、インセンティブを設計する。
14日夜、ローンチを記念して「フィナンシェ ミートアップ」イベントを開催。本田圭佑がフィナンシェの投資家兼アドバイザーに就任したことを発表した。ビデオメッセージで本田は「投資家としてこのサービスに関われるのは嬉しい。自分自身も高校や名古屋グランパス時代から応援してくれる人が大勢いた。
成功する前から応援してくれた初期の支援者が、後に恩恵を受けられるのは、ものすごくフェアだと思う」と絶賛し、「自分も間違いなく使う」と語った。
國光は「夢はあるけれど、経験的にも金銭的にも挑戦できなかった人などを応援できるようにして、会社ではできなかったイノベーションを起こしたい」と意気込みを語った。これまでのSNSは「承認欲求」をベースにしていたが、これからは「夢を持つ人がつながり、自己実現をベースにした、新しい時代のSNSにしたい」という。