無職の既卒者から一転 世界を旅する起業家になった若者

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急成長分野を見つける

「デジタル広告はできて間もない業界で、経験の年数は過去と比べ、あるいは従来型のキャリアパスと比べあまり重要ではない。いくつかの主要な広告サイトでは過去1年の間に広告表示のアルゴリズムが数回変わったため、多くの最適化のコツや方法が役に立たないものになってしまった。そのため、ここ2年ほど経験によるメリットを享受していたとしても、常に進化する技術によって鼻をへし折られてしまう」

「人々のコミュニケーション方法も信じられないほどのスピードで進化しており、新たなミームや言葉が一夜にしてインターネット上で日常的に使われるものになることさえある。こうした状況を踏まえ、私は自分の経験よりもプロセスを信頼してもらうようにしている。私たちは絶え間なく変化を続ける状況で、順序立った方法でテストを行い、データを収集することで、他よりも早く勝つ方法を探すことができる」(リム)

最近大学を卒業したばかりのリムの経験年数は長くないが、生まれたばかりの市場を専門としているため経験不足は問題にはならない。あなたはどのように成長分野や新興市場を開拓できるだろうか?

小さい規模で今すぐに始める

「私は、小さなステップから始め、その最終結果にはあまりこだわらないことを強く勧めている。自分が行き着きたいところへと続く道を見通そうとすると、とてもやる気が下がってしまう。私は万人へのアドバイスとして、メールの送信相手は1日1人にとどめることをすすめている。この1人はアドバイスを求めたい人かもしれないし、顧客候補かもしれない。これを続ければ、1カ月に複数の生産的な会話を交わすことができ、年末までには複数の顧客を得られるかもしれない。また、メールを完璧なものにしようとしないこと。失敗は最高の教師であり、挑戦を重ねるほど改善できる」(リム)

リムは米国での就職活動がうまく行かず海外に出た。大企業の立ち上げではなく、一つのマーケティングプロジェクトを始めた。リムからのアドバイスは、1日を全てネットワーキングに費やすのではなく、1日1通だけメールを書くこと。小さい規模からすぐに何かを始め、続けるべきという彼のアドバイスは素晴らしいものだ。皆さんは今日、明日、来週と、どのように職探しを前進させることができるだろうか?

編集=遠藤宗生

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