ビジネス

2019.03.18

アップルが25日に発表の「動画サービス」に向けて高まる期待

Arcansel / shutterstock.com

アップルは3月25日、クパチーノの本社のスティーブ・ジョブズ・シアターで、特別イベントを開催する。関係者向けに送られた招待状には「イッツ・ショータイム(It’s Showtime)」という文字が刻まれており、このイベントで動画関連のサービスが発表されることが期待されている。

アップルが既に膨大な費用を投じ、オリジナルの動画コンテンツの制作を開始したことは、広く報じられている。同社はネットフリックスを競合に見据え、サブスクリプション型のサービスを始動するものと見られる。また、新規のニュースサービスの立ち上げに向けた動きも、噂されている。

一部のメディアでは、今回のイベントには女優のジェニファー・アニストンや、リース・ウィザースプーン、映画監督のJ・J・エイブラムスらが出席すると報じられている。

アップルが動画のサブスクリプションサービスを立ち上げることは、ほぼ確実と見られるが、価格やサービス開始日などの詳細は現時点では不明だ。しかし、同社の動画ストリーミングで提供されるタイトルが、巨額の予算を投じた、人々の興味を惹くものになることは確実だ。

一方で、数百もの雑誌や新聞が読み放題になる、月額制のニュースサービスの登場も期待されている。このサービスはアップルミュージックと同額の、月額9.99ドルで提供されると見られている。

アップルは今から約1年前に、デジタルマガジンのサブスクリプションサービスであるTextureを買収していた。Textureは「雑誌版ネットフリックス」と呼ばれていた。

25日のイベントで、アップルが新型のiPad miniを発表するとの噂も浮上している。これが事実であれば、アップルは動画ストリーミングやニュースサービスを、より良い形で楽しむツールとして、新たなハードウェアをアピールすることになるだろう。

編集=上田裕資

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