マイケル・ジャクソンのネバーランドが売り出し中 「疑惑」は影響するか


タイミングが悪かった?

ネバーランドは、「グレイスランド(エルビス・プレスリーが所有した)」のように、「キング・オブ・ポップ」をたたえるための施設に作り変えることもできるだろう。

だが、完成までには長い時間がかかる。さらに、サンタバーバラの中心部まで車でおよそ64Kmという距離も、客足の伸びを妨げる可能性がある。

さらに、こうした施設への関心は、先ごろ2日間にわたって米HBOが放映したドキュメンタリー「Leaving Neverland(リービング・ネバーランド)」によって薄められることになったかもしれない。番組をきっかけに、ジャクソンの過去の性的虐待疑惑に再び注目が向けられているためだ。

ジャクソンの遺産管理団体は、被害に遭ったとする告発者側の主張を否定。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、ネバーランドを売りに出した時期と重なったことは単なる偶然だと述べている。

だが、多くの人に愛されたセレブによってこの物件にもたらされていたかもしれないプレミアムは、失われた可能性もあると考える人もいるだろう。

編集=木内涼子

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