世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

bitkey代表取締役CEO 江尻祐樹

2017年のGoogle Homeの日本上陸を皮切りに、モノのインターネット、いわゆる「IoT」はますます人々の生活に浸透しつつある。しかしIoTの中でも、扉の解錠、施錠を管理できるスマートロックには特に高いセキュリティレベルが求められることから、機器1つあたりの単価が高くなっており、いまだ一般に普及しているとは言い難い。

スマートロックのこうした課題を解決することができる独自のキープラットフォームを手掛けるスタートアップが「bitkey(ビットキー)だ。このプラットフォームでは本人のID認証とそこに紐づく権利の移動や受け渡しが、低コスト・高セキュリティで行える。2019年3月13日に、同社初となるプロダクト「bitlock LITE(ビットロック ライト)」を発表、クラウドファンディングサービス「Makuake」での先行販売を開始した。

「bitlock LITE」は、初期費用0円・定額300円から始めることができるスマートロック。これまでのスマートロックは買い切りタイプで数万円からであり、この高い価格帯がスマートロックの普及にとって最大の障壁であった。「bitlock LITE」は業界初の初期費用0円、月額300円〜と鍵のサブスクリプションモデルの実現により、人々の暮らしを助けるインフラとして利用されることを目指している。

スマートフォンや専用ボタンから扉の鍵を開閉できる機能に加え、ビットキー社が開発した「人・時間・空間を柔軟に指定できる鍵=bitkey(ビットキー)」の機能により、非常に汎用性が高いながらも、安全な鍵の開閉を可能にしている。



リリースの翌日、3月15日に開催されたプロダクト発表の場で、「bitlock LITE」の開発の背景と同社が目指す世界観について、同社代表取締役CEOの江尻祐樹は以下のように語った。

「カギとはパブリックとプライベートな空間に分け、そしてつなげるもの。それによって人々は『安心』を得ることができ、そのためにカギには大切な要素が3つ必要だと考えました。安全とセキュリティ、特定の個人のID認証、特定のトビラを開けられる権利の付与です。この要素とビットキーのテクノロジーを掛け合わせることによって、人々の安心のレベルを上げたいのです。そして、多くの場合、安心・安全と相反すると捉えられがちな『便利』も共存させ、安心でかつ便利な世界を生み出したいと、我々は考えています」

文=大木一真

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい