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クリス・コックス(David Paul Morris/Bloomberg via Getty Images)

フェイスブックの創立当初からのメンバーで、最高プロダクト責任者(CPO)のクリス・コックスが同社を離れることが明らかになった。コックスはマーク・ザッカーバーグの側近として、「ニュースフィード」などの重要機能の開発を手がけた。

ザッカーバーグは、3月6日にプライバシー保護に関する新たな指針を発表したが、その試みを実行に移すタイミングで、コックスが辞任を発表した。コックスは、6200万ドル(約69億円)相当のフェイスブック株を保有している。

「フェイスブックが新たなステージに向けての歩みを開始する中で、クリスはチームの運営から離れることを決意した」とザッカーバーグは述べた。「クリスが社を離れることを寂しく思うが、彼がフェイスブックで成し遂げてくれた仕事には深く感謝している」

コックスの辞任に伴い、ワッツアップの担当副社長を務めたクリス・ダニエルズも社を離れた。ダニエルズはワッツアップの元CEOで、共同創業者のジャン・コウムが辞職して以降、コウムの仕事を引き継いでいた。

コックスは23歳でフェイスブックに参加し、初期の15人のエンジニアの一人として、プロダクトや企業カルチャーの醸成に関わってきた。フォーブスはかつて、コックスの事を「知る人ぞ知る、シリコンバレーで最も重要なエグゼクティブ」と紹介したことがある。

彼はザッカーバーグの親しい友人であり、フェイスブックの人事部門で手腕を発揮した後、2008年にプロダクト部門の副社長に昇格した。その後、2014年に最高プロダクト責任者に就任した。

昨年5月にコックスは、フェイスブック傘下の一連のアプリである、フェイスブックやインスタグラム、ワッツアップ、メッセンジャーの統括を任されていた。コックスはザッカーバーグの後継者候補とも呼ばれていた。

3万6000名のフェイスブック社員に向けて、コックスは社のカルチャーを提示する役割を果たし、新入社員向けのオリエンテーションのガイド役も務めていた。しかし、コックスは自身の投稿で、会社が次のステップに向かうにあたり、自分は適切な人材ではないと述べた。

「マーク(ザッカーバーグ)が述べたように、会社は今、次のチャプターに向けて動いている。フェイスブックのプロダクトは、暗号化された相互運用可能なメッセージングへのフォーカスを進めている」とコックスは述べた。

「現代のコミュニケーションプラットフォームには、自由な表現と安全性、セキュリティやプライバシーのバランスを取ることが求められ、その要求を満たすビジョンが必要だ。会社が非常に大きな課題に直面する中で、熱意を持ってチームを新たな方向に導くリーダーが求められている」

フェイスブックではこのところ、幹部の辞任が相次いでいる。昨年4月にはワッツアップのコウムが離脱し、8月にはセキュリティ最高責任者のAlex Stamosが社を離れた。また、昨年9月にはインスタグラムの共同創業者のケビン・シストロムと、マイク・クリーガーが辞任を表明した。

編集=上田裕資

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