ジェリーベリー生みの親「大麻成分入りキャンディー」を発売

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米国では大麻から抽出されるCBD(カンナビジオール)オイルを活用した、様々な栄養補助食品が販売されている。CBDには抗不安作用やリラックス効果、痛みを抑える作用などがあるとされる。

米国を代表するキャンディーの「ジェリーベリー(Jelly Belly)」の生みの親とされる人物も、このトレンドに加わった。

1976年に豆の形をした砂糖菓子のジェリーベリーを開発したデイビッド・クレイン(David Klein)が自身で立ち上げたスタートアップ企業から、CBDキャンディーの発売を開始した。

ニュースサイトCannabis Aficionadoによると、クレインは1980年にジェリーベリーのブランドを売却した後も、菓子業界に関わってきたという。クレインはCBDの有効性について調べた後、CBDキャンディーを発売することを思い立ったという。

彼が立ち上げた企業Spectrum Confectionsは、3種類のCBDキャンディーを発売中だ。キャンディーには1粒あたり10ミリグラムのCBDが含まれており、クレインによるとこれは価格面のバランスから考えても「適量」なのだという。

同社が初期に発売したノンシュガーのキャンディーと、酸っぱいキャンディーは現在、品切れ中だが、Spectrum Confectionsにコンタクトをとれば予約注文も可能だ。

米国の第40大統領のロナルド・レーガンはかつて、ジェリーベリーを食べて禁煙に成功したことで知られている。保守主義者として知られ、1980年代に薬物犯罪者の投獄を推進したレーガンのお気に入りのお菓子の生みの親が、現在、大麻の成分をキャンディーに取り入れたことは、皮肉なことかもしれない。

Spectrum Confectionsのキャンディーは、大麻のハイになる成分のTHCは含んでいない。「ヘルシーな成分だけを製品につめこんだ」とクレインは話した。

彼はこのキャンディーの、健康増進作用については言及していない。しかし、このプロダクトが、世界をより良い場所に変えるものであることに、自信を深めている。

編集=上田裕資

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