ついに姿を見せた次世代スバルのデザイン方向性はいかに?

スバル「ヴィシヴ・アドレナリン・コンセプト」


ジュネーブで発表した新デザイン・ランゲージで、スバルはユーザーにさらにパワーアップした頑丈さを訴え、今人気上昇中のSUVセグメントで自分の存在感をよりボールダーにアピールできるだろう。

ちなみに、ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトは、あくまでもコンセプトなので、スバルの広報部は今回、エンジンなどの情報は一切明らかにしていない。また、このコンセプトはこのまま市販車になっていくのではなく、その中のいくつかのデザイン要素が次世代モデルに採用されるということだ。

今回、なぜあえて厳しいことを書くかというと、デザイン以外の分野で、スバルは素晴らしいクルマづくりをしていると思うからだ。

あのボクサーのターボエンジンと4WDのパワートレーンは業界でも非常に高く評価されているし、スバル・グローバル・プラットフォームは衝突安全性が業界トップだし、EyeSightという安全技術も一流だ。だからこそ、そこにデザインの要素が加われば、と考えてしまう。

ドイツのアウディは、スバルのように、業界でもトップレベルのエンジン技術と優秀な4WDシステムを持っているカーメーカーだ。そして、デザインにおいても、ドイツ勢の中で一番綺麗なクルマづくりしていると思う。もちろん好みは人ぞれぞれだが、果たしてスバルのデザインが変わったら、スバル車はどれほど売れることか……と想像せずにはいられない。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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