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Got my mind on your money.

(Matt McClain/The Washington by Getty Images)

米国で最も裕福な人々にあげられる、5名のアメリカ企業の創業者らの資産額は、過去5年で2倍以上に増えたが、彼らの身辺を警備するためのコストは、資産額ほどは増えてはいない。

しかし、唯一の例外といえるのが、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグだ。

昨年4月、グーグル傘下のユーチューブ本社で銃乱射事件が発生。死者は出なかったが3人が負傷し、シリコンバレーの企業幹部たちを震え上がらせた。

この事態を重く見たフェイスブック取締役会は、ザッカーバーグの警護費用の増額を決定。年間1000万ドル(約11億円)の費用を投じて、彼自身や家族の安全を高めることにした。

フェイスブックは警備の一貫として、ザッカーバーグが個人で保有する航空機に対しても、150万ドルを支払っている。ザッカーバーグの警護費用は2012年から2017年の間に、500%以上の増加となっていた。

一方で、アマゾンのジェフ・ベゾスの警護費用は、ここ数年変化していない。ベゾスは「ワシントン・ポスト」のオーナーとしても知られ、近年はドナルド・トランプとの対立が話題にのぼることも多い。

しかし、アマゾンがベゾスの警護に支出する金額は年間160万ドルであり、この金額は2012年から変わってない。
 
バークシャー・ハサウェイはCEOのウォーレン・バフェットの警護費用を、2008年まで非公開にしていた。しかし、2007年にネブラスカ州オマハにあるバフェットの自宅に、偽物の銃を持った男が侵入を試みる事件が発生して以降、同社は費用を公開している。

2017年にバークシャー・ハサウェイがバフェットの自宅の警備に支払ったコストは、37万5000ドルで、5年前と比較すると16%の上昇となっていた。

グーグルの親会社であるアルファベットは、同社CEOのラリー・ペイジやプレジデントのセルゲイ・ブリンの警護費用をここ数年、明らかにしてない。

しかし、米証券取引委員会(SEC)への提出書類から、アルファベット元CEOのエリック・シュミットや、グーグルCEOのサンダー・ピチャイの警護費用が判明した。2017年のシュミットの警護費用は29万6353ドル、ピチャイの警護費用は63万7538ドルだった。

セキュリティ関連のアナリストによると、企業が幹部の警護に支払う費用は多くの場合、その幹部や企業に対する、世間からの批判や注目度に比例しているという。

下記にフォーブスがSECのデータをもとに集計した、2017年度の各企業幹部の警護費用の一覧を掲載する。

マーク・ザッカーバーグ:880万ドル
ジェフ・ベゾス:160万ドル
ラリー・エリソン:150万ドル
ウォーレン・バフェット:37万5000ドル
ラリー・ペイジ:0ドル

翻訳・編集=上田裕資

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