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ビッグデータとAIを駆使し、最高の旅体験を

旅行分野はインターネットとの相性がよく、インターネットの普及から早い段階で旅行オンラインサービス市場が生まれた。現在も成長を続けており、経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると2017年の市場規模は前年比で11%の成長、約3.4兆円に達している。これはECのサービス系分野(飲食、チケット、金融など)の中で最も大きい市場規模だ。

その一方、「オンラインで予約する」という概念が強すぎた結果、ビジネスモデル自体に大きな変化は起きなかったとされる。しかし旅行者のニーズは多様化し、そのセグメントはより細かく分かれてきている。このニッチなニーズをすくい上げるだけでもビジネスになりうるだけのマーケットサイズが旅行分野にはあるのだという。

「atta」は、予算内で的確な航空券や宿泊施設を自分で探せていない、様々な旅行サイトを個別に検索するのが面倒という旅行者のニーズに応えた旅行サービスだ。ビッグデータとAIを駆使した新しいレコメンド型サービスによって、最高の旅体験を提案する。

「旅行者が旅先を探し始めるとき、自分の知識以上の旅先は最初から選択肢に入っておらず、本当はもっと良い旅先があるのではないか、旅行者が検索したその瞬間だけの結果が果たして一番お得なのか、という疑問がありました。航空券やホテルの空席/空室状況や料金は常に変動しており、毎日チェックしながらよいものを探すのは大変です。そこのニーズを満たすサービスを我々は提供できると思っています」(春山)

今回リリースされたサービスは、「旅先atta」と「予算でatta」の2つ。(日本語、英語版でそれぞれ展開)

「旅先atta」は旅行者の旅予算や目的、気分などの旅診断から旅先をおすすめするサービス。まだ旅先自体を悩んでいるユーザーに対して、新たな旅先に出会う機会を提供する。また、旅先のベストシーズンや最安時期をお知らせする通知機能や旅診断の結果を同行者や友人、そしてソーシャルメディア上で共有し、行きたい先に投票してもらう機能も提供していくという。



「予算でatta」では、旅の予算や条件を入力すると、たった一回の検索で最適な航空券と宿泊施設がリコメンドされる。旅先や日程、予算感も決めているが、的確な航空券や宿泊施設を自分で探せていない、様々な旅行サイトを個別に検索するのが面倒だと思う旅行者に向けたサービスだ。

こだわり条件となる航空会社、乗り継ぎ回数、ホテルランク、民泊の可否など個人の優先順位を機械学習し、ユーザーが使えば使うほど検索結果が最適化され、より自分に合ったプランを発見できるようになるという。今後はすでに閲覧した宿泊施設よりもより良い条件がでれば、それをお知らせする機能もローンチする予定だという。



今後、WithTravelは「atta」を開発するエンジニア人材の採用強化をすることで更にユーザーに最適な旅を体験してもらうための機能の拡張を目指していくほか、シンガポールに設立した子会社を拠点に、東南アジアを中心とした海外にも「atta」を広げていくことに注力していく予定だという。

文=大木一真

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